当院で鍼灸施術を受けられた患者様から寄せられたお喜びの声を一部ご紹介いたします。
※効果には個人差があります。
更年期障害では色々な症状が出ることになりますが、その原因は腎の弱りだけが原因ではないからです。
東洋医学はバランス医学ともいえ、五臓六腑がバランスを取り合い健康な体を維持しています。
しかし、腎の弱りが他の4つの臓器にも影響が出ることで色々な症状が出てしまいます。
当院での更年期障害に対しての鍼灸施術のの症例を一部ご紹介いたします。
※改善までの期間や効果には個人差があります。
子宮を全摘手術をした41歳ごろから徐々にホットフラッシュが始まる。
当初は2~3ヶ月に1回ほどだったためそれほど気にすることはなかったが、今は真冬でも1~2時間に1回のペースで顔と頭に大量の汗をかいてしまう。
※問診中にもホットフラッシュによる発汗を確認。
2~3年前から漢方内科にて柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)と桃核承気湯(とうかくしょうきとう)を処方されているが効果は感じられていない。
また、ホットフラッシュは仕事でイライラした時、夕方以降に起きやすいが、気晴らしにドライブやショッピングをしている時はあまり気にならない。
その他、寝る時は手足を布団から出して寝ており、夜中に目が覚めるとなかなか寝付けない。
【弁証】:肝陽上抗証>脾気虚によるホットフラッシュ
初回の施術は気海、足三里に20分置鍼し、その後、気海にお灸を20壮行うと、施術前までかいていた汗が治まってくる。
施術ペースは週1回で行っていく。
施術当日は夜に1回のみホットフラッシュが起こり、翌日以降はホットフラッシュが起きる頻度がかなり減る。
3回目の施術後には午前中はほとんどホットフラッシュが起きなくなり、午後以降に3~5回になる。
8回目施術後には午後に1~2回、夜はほとんど起きなくなったため、施術間隔を2週間にあける。
11回目でホットフラッシュはほとんどなくなったため施術を終了。
不正出血が1ヶ月以上続いたため、病院を受診し、処方された血を止める薬とともに加味逍遥散を服用し、一旦は止まるも再度出血が始まる。
知人の紹介で漢方内科に行き、芎帰膠艾湯を処方され服用しているが効果は不明。
生理自体は不正出血が起きる前の月までは1ヶ月飛ぶこともあった。
出血は月経時の出血とは違い、鮮紅色でサラサラした出血がダラダラ続いている。
また、出血が続いていることで貧血もあり、初回の際の顔色は青白い。
不正出血が始まってから仙骨部に痛みが出るようになり、以前からダルイ痛みはあったが、今は神経が触れるようなズキズキした痛みがある。
その他、アレルギー疾患として鼻炎、喘息、皮膚のかゆみあり。
【弁証】:肝腎陰虚証による更年期障害による不正出血
治療は左大巨に25分置鍼のみ。
施術当日の夜には不正出血が止まる。
以後も週1回のペースで体調管理のために鍼灸施術を行っていきましたが、不正出血は1度も起きなくなりました。
また、鍼灸施術を継続していくことで2か月後にはアレルギーの薬は一切飲まなくても問題ない状態になりました。