肩こりの原因や治療法について

肩こりに悩む日本人は非常に多くいますが、皆さんはどうでしょうか?

私は基本的には肩こりは感じませんが、人に触ってもらうと「硬い!」と言われることが良くあります。

また、事務作業やブログ執筆などを長時間していると、さすがに肩こりを感じることがあります。

本記事では自分が肩こりかどうかのチェックリスト、肩こりの原因や治療法などについて解説していきます。

 

肩こりかどうかのチェックリスト

肩こりに悩む女性

肩こりは肩周囲の筋肉の血行不良による「凝り」が原因となり、酷い方では痛みを感じることがあり、中には鉄板でも入ってますか?と思わず言ってしまうほど筋肉がガチガチに凝り固まっている方もいます。

下記のような症状があれば肩こりと言えます。

  1. 首から肩にかけて痛みや張った感じがある
  2. PC作業など同一姿勢でいると首から肩にかけて張りや痛みが出る
  3. 何もしていなくても首肩が重く感じることがある
  4. 首肩の筋肉がガチガチに凝り固まっている
  5. 肩の痛みや張り以外にも頭痛がすることがある

 

肩こりの原因は色々あります

肩こりの原因は主に下記の6つが考えられますが、1つだけの問題ではなく、複数の原因が絡み合って起きていることが殆どになります。

単純な肩こりと思っていたら、実は重篤な病気が隠れていることもあるため、肩こりといえど注意しなければいけません。

  1. 姿勢の問題
  2. ストレスや歯の食いしばり
  3. 眼精疲労
  4. 冷え
  5. 筋力不足
  6. 心疾患

 

姿勢の問題

同じ姿勢を取り続ける事によって筋肉の動きが低下し、血流の低下で様々な筋肉に負担が生じます。

それが日々繰り返されると、緊張が慢性的になり肩こりとなります。

特に現代人はデスクワークが増えているために、長時間のパソコン作業をする機会が増えています。

パソコン作業をする際に猫背になっていたり、足を組んだりしていませんか?

こういった姿勢の悪さは肩こりの原因となってきます。

 

ストレスや歯の食いしばり

ストレスと言えば職場やご近所との人間関係、家庭内、学校などありますが、現代人にとってはパソコン作業もかなりのストレスになっています。

ストレスが長期にかけて体にかかると体が緊張状態になってしまい、全身の血流が悪なることで肩こりが起きてしまいます。

また、歯の食いしばりはイライラした時などに無意識に行なってしまいますが、その他にも睡眠時やパソコン作業中にも無意識に行っていることもあります。

睡眠中であれば歯ぎしりとして誰かに指摘されることもありますが、問題はパソコン作業中です。パソコン作業中は自身で気をつけるしかありません。

口が閉じた状態で上の歯と下の歯が接触していると無意識に食いしばってしまいがちです。

そのため、パソコン作業中はだらしなく見えてしまいますが、口を半開きの状態で行なうことをお勧めします。

ただでさえパソコン作業は同一姿勢を保つため肩は凝りやすくなってしまいますが、さらに歯の食いしばりがあるようであればさらに凝りを助長してしまいます。

 

眼精疲労

パソコンを使った仕事が多い現代人にとっては眼精疲労は常に付いて回る問題になりますが、さらにスマートフォンやタブレットの普及により、仕事以外にも休日や通勤中にゲームする機会が増えているため、眼精疲労を起こしやすい時代になっています。

そのため、パソコンやスマートフォンの画面から出ているブルーライトの影響により眼精疲労がきっかけとなり、自律神経が乱れることで血流が悪くなり肩こりが起きやすくなってしまいます。

 

冷え

冷えの問題は冬場だけではなく、夏の冷房も関係してきます。

夏場の冷房の風が直接当たる場所にデスクがある場合は冷たい風を体に受け続けることになるため、体が冷えて筋肉が硬くなってしまいます。

 

筋力不足

痩せ型の女性に比較的見られるのが首・肩の筋力不足により頭部を支えることができないために肩がこっていると感じているケースです。

この場合は本人としては凝っていると感じますが、他覚的には凝っている感じはありません。

 

心疾患

肩こりで最も気を付けなければいけないのが心疾患が隠れている場合です。

心疾患が原因で肩こりが出る場合は特徴があり、左肩に強い凝りを感じたり、歯が痛いといった症状を伴うことがあります。

こういった症状がある場合は要注意です。

 

肩こりの治療について

肩こりの治療は色々な選択肢がありますが、主に下記の3つになるかと思います。

  1. 接骨院や整形外科での治療
  2. マッサージ
  3. 鍼灸治療

今回は私自身が整体やカイロプラクティックなどにはいったことがないために、こちらは割愛させていただきます。

 

接骨院や整形外科での治療

接骨院や整形外科では主に凝り固まった筋肉をほぐすために電気を合立てたり、ホットパックなどを使って治療を行います。

また、局所的なマッサージを行うこともあります。

また、整形外科では保険が適応されますが、接骨院では肩こりの治療に保険を使うことができないため、ご注意ください。

 

マッサージ

マッサージは凝り固まった筋肉をほぐしていく治療になりますが、本来マッサージを行うことができるのは按摩・マッサージ・指圧師のみとなります。

街中にあるリラクゼーションマッサージは「治療ではなく慰安」であるため、気持ちよさを優先させることになるため、肩こりに対してはその場しのぎになってしまいます。

本当にマッサージで治療をしたい場合は按摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持っているマッサージの治療院へ行かれることをお勧めしますが、こういった治療院は非常に少ないのが現状になります。

 

鍼灸治療

鍼灸治療と言えば肩こりと言えるぐらい、肩こりの治療の為に鍼灸治療デビューされる方は多くなります。

鍼灸治療では色々な治療法がありますが、現在の日本で一般的に行われている肩こりに対しての鍼灸治療は凝り固まった筋肉にさすことで血流を良くして改善させる方法になります。

また、当院のように鍼灸治療でも東洋医学に基づいて治療を行う鍼灸院では局所である肩に鍼を刺すことはしません。

東洋医学的に全身の状態を診ていき、全身の状態を改善させることで肩こりを改善していく治療を行う鍼灸院もあります。

 

鍼灸治療の症例

当院の鍼灸治療の症例を簡単ではありますが、いくつかご紹介いたします。

 

40代女性 肩こり 職業:WEB関係

以前から肩こりがあったが、2年ほど前から肩こりが酷くなった実感があり、30分/2,980円の激安マッサージに行っていたが、良くならないために鍼灸治療を希望され来院。

肩こりは冬場や仕事中、悩みが多い時、スマホを診ている時などに酷く感じ、入浴で体を温めたり、スマホをあまり見ていないと多少は楽になる。

その他、生理痛や便秘、熟睡感がないなどあり。

 

【弁証:肝鬱気滞証による肩こり】

仕事によるストレスが原因となり、気の流れが悪くなることで肩こりが起きていると考え、気の流れを良くするため治療は背中の胃兪穴や肝兪穴を使って週に1回の治療を続けていく。

初回の治療後から肩が軽くなり、便秘も解消される。

7診目には肩こりはほぼ感じなくなり睡眠の質も上がり、よく眠れるようになったため、以後は間隔をあけて今もメンテナンスとして月に1~2回継続中。

 


 

20代女性 職業:会社員(派遣社員)

派遣社員として働いているが、職場にきつく当たってくる人がおり、このストレスから肩こりが酷くなる。

肩こりは肩甲骨の周辺に強く感じ、日によっては痛みがある。

その他、目が充血しやすい、イライラすると肩こりがひどくなり頭痛がすることもある、入浴時にのぼせやすいが、入浴後は肩こりは少し楽になる。

 

【弁証:肝鬱化火による肩こり】

ストレスにより気の流れが悪くなり気滞が起き、その後に「気鬱化火」という体の中で「火」が付くことで肩こりが発症したと考えました。

治療は火による熱を取るため百会穴と合谷、または太衝穴などを使い、週1回の治療から始めました。

治療後から肩こりは改善されましたが、職場のストレスは相変わらずあるが、治療を継続することで徐々に改善してくる。

11診目から2週間のペースに帰るが、悪化することはなし。

現在も定期的に治療は継続中。