周りの視線が気になる円形脱毛症

円形脱毛症について

普段と変わらずシャンプーをしていた時やドライヤーで髪の毛を乾かしている時に大量に毛髪が抜けてしまうことに気がついたり、美容院や床屋で髪を切っている時に指摘されて気がつく円形脱毛症ですが、年齢、性別問わず発症します。
多くは自然治癒しますが、中には数年に渡って治癒しないケースや、再発を繰り返すケースもあります。男性でもかなり気になる病気ですが、女性であればさらに気になってしまう病気の一つになります。

円形脱毛症のタイプ

円形脱毛症にも色々なタイプがあります。
【単発型】
500円玉ほどの脱毛が一箇所にできるタイプ。

【多発型】
何箇所かが脱毛するタイプ。

【全頭型】
頭髪がすべて脱毛するタイプ。

【汎発型】
頭髪以外にも体毛(眉毛など)も脱毛するタイプ。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因には様々な説がありますが、最も有力なのが「自己免疫異常」になります。つまり、自分の免疫細胞が自分の毛髪細胞を攻撃してしまうことが原因となります。
そして、この免疫異常を引き起こす要因として「ストレス」や「過労」などが関係してきます。

特にストレスとの関係は深く、長期にわたりストレスを受けるとまず自律神経が乱れます。この自律神経の乱れが自己免疫疾患と大きな関わりがあります。また、交感神経が常に高まった状態になってしまい、血管が収縮した状態になります。その結果、毛髪への血流不足が起きるために必要な栄養が不足し脱毛症が起きやすくなります。

アレルギーとの関係

円形脱毛症を引き起こす原因のひとつにアレルギー反応があります。
中でも多いのが、アトピー性皮膚炎を持っている方は脱毛症を発症する割合は比較的多くなります。その他には金属アレルギーとの関係も深くあります。
アレルギー反応が起きることによりアレルゲンに対してのみではなく、自身の細胞にまで攻撃を仕掛けてしまうことにより脱毛症を発症することになります。

女性ホルモンとの関係

女性に関してはホルモンバランスの問題でも脱毛症になってきます。
閉経を迎えることにより女性ホルモンである「エストロゲン」が不足しますが、エストロゲンには髪の成長を促す働きがあるため、閉経後に脱毛症になってしまった方はこのホルモンバランスが関与している可能性もあります。
また、出産後のホルモンバランスの乱れによって起きることもあります。

円形脱毛症の治療について

病院での治療は主にステロイドの塗り薬や血行を促進する薬、または内服薬などが使用されます。
また、その他の治療としては液体窒素や紫外線療法、局所免疫療法などが行なわれます。

治療を始めたからといってすぐに発毛が始まるわけではないため、脱毛箇所が目立つ部位であったり、広範囲にわたって脱毛している場合に関してはカツラ(ウィッグ)を着用することにより精神的なストレスを軽減する必要もあります。

鍼灸治療での治療について

単発型は比較的治癒しやすく、鍼灸治療を始めて早ければ2~3ヶ月で治癒することが多くなります。多発型以降は難治性の脱毛症のタイプになり、最低でも半年ほどは治療を頑張っていただかなければいけません。

また、当院では単に円形脱毛症だけを治療をするわけではありません。
どのような原因で円形脱毛症が起きたのかを東洋医学の面から分析し、根本から治療を行っていきます。そのため、アトピー性皮膚炎がある方はアトピーの治療も同時に行なうことが可能になりますし、ホルモンバランスの乱れが関与している場合はこういった部分の治療も行っていきます。

経験上、円形脱毛症に対する鍼灸治療は良好な結果がでているため、皮膚科での治療だけではなく鍼灸治療も視野にいれていただければよいかと思います。また、治療も早めに開始することで脱毛の量も最低限に抑えることもできます。

脱毛症でお悩みの方にも鍼灸治療でお力になれますのでまずはご相談ください。