五十肩とは

五十肩について

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五十肩とは・・・
50歳前後の中年期に起きる肩の痛みで、「肩関節周囲炎」と言われる肩関節周囲の組織の退行変性(炎症)が原因となり方に痛みが出る疾患になります。
この五十肩は片側に発症し、運動時痛や夜間痛(夜に痛みが増す)も起きるため、睡眠にも影響が出てくることがあります。
また、五十肩は特に治療しなくても1~2年ほどで自然と痛みは消失しますが、ここに落とし穴とも言えることがあります。それが、痛みのため肩を動かさずに放置していると肩の動きが悪くなり、最悪の場合は関節が石灰化してしまい腕がまったく上がらなくなってしまう「凍結肩」になってしまうこともあります。
そのため、痛みがあっても肩は動かさなければなりません。

五十肩かどうかを見分けるポイントは?

肩の痛みには色々な原因がありますが、他の疾患と見分けるポイントがあります。
1.頭の後ろで髪を結べるか?(頭の後ろに手が回るか?)
2.腰の後ろに手が回るか?(帯を結ぶ動作)

この動作が痛みでできなければ五十肩と言えます。
また、肩が上がらない原因には「肩板損傷」によるものもあるが、この場合は肩の外転動作(気をつけの上体から腕を横に上げる動作)で腕を上げている途中で痛みがありますが、上まで上げると痛みが消失するという特徴があります。
・五十肩 → 痛みであがらない
・肩板の問題 → 途中で痛みがあるが、腕は上がる

治療について

五十肩に対する鍼灸治療

五十肩に対しての鍼灸治療は一般的には肩周囲に対して鍼を打ちますが、当院ではこのような治療は行なっておりません。
五十肩という疾患は加齢により肩周囲の関節、筋肉、腱、靭帯などが炎症を起してしまっている状態です。そのため、当院では肩周囲の筋肉に対して施術をするのではなく加齢により体の弱った部分を治療していくことで肩の痛みだけではなく、体全体を元気に若返るように治療していきます。
五十肩の場合は東洋医学的に体を診ていくとほとんどのケースで「腎虚」という体質が関係してくるため、この腎虚に対しての治療を行っていきます。また、夜間痛がある場合には「瘀血」というものも関係していることがあるため、この瘀血がある場合は瘀血を取り除く治療も行なっていきます。

運動療法も忘れずに

五十肩の治療をしていく上では鍼灸治療も非常に効果的ではありますが、運動療法も非常に大切となります。なぜ運動療法が大切かと言うと、先述しましたが動かなくならないようにするためです。
鍼灸治療をしていくことで痛みは徐々に取れていきますが、合わせて運動療法もしっかりと行なうようにしましょう。
ただし、安静時痛や夜間痛がある場合は無理に動かすと悪化してしまうこともあるため、無理に動かすことはしてはいけません。

運動療法に関してはこちらを参照下さい