1本の鍼と100本の鍼

鍼灸治療にはたくさんの流派があります。
そのため、治療方法も流派ごとに違うことになり、使用する鍼の本数も1回の治療で100本試使用する方法もあれば、10本程度、中には平均2~3本で時には1本の鍼を1箇所にしか刺さずに治療をする流派もあります。

では、どの治療法が正しいかというと、どれも正解!

患者さんが訴えている症状に変化があればそれが正解ということになります。
僕の場合は以前は平均10本ほどでしたが、最近では2~5本にまで減りました。
こんなに少なくて効果があるのか?という疑問もあるかと思いますが、しっかりと効果が出ているから正直自分でもビックリしているぐらいです。

少ない鍼で治療をするメリットは何よりも患者さんにとって負担が少ないということ。
やはり日本人はとても過敏な方が多く、また鍼灸に対するイメージが「痛い!」、「怖い!」というイメージを持たれている方が多いので、少ない鍼で治療を行なえば怖い思いもあまりしなくてすみますし、ほとんど痛みがなければ完璧でしょう。
また、使用したツボが正しかったのかどうかも確実に分かりますし、間違っていればまったく効果は感じられません。ただし、正解だとしたらそのツボの効果を最大限に引き出すことができるため、驚くほどの効果が出ることもあります。
逆に今までたくさんの鍼を刺す治療を経験されている方にとってはどこか物足りなさを感じるでしょう。

たくさんの鍼を使用する場合は「治療を受けた!」という感じがありますが、実際にどれが効いたのかがあまり分かりませんし、人によっては数時間後から翌日にかけて体がだるくなることもあります。

どちらにもメリット・デメリットがあるのは確かですが、やはり1番大切なのは「効く治療」かどうかだと思います。

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