当院での抗生物質服用後の皮膚カンジタ症の鍼灸治療の症例をご紹介いたします。
2015年11月来院。
もともと、慢性副鼻腔炎を持っており、花粉症の時期になり副鼻腔炎が悪化してしまったために耳鼻科にて抗生物質が処方されたため服用をする。
数日後には手がみるみる荒れれくるとともに、陰部にも痒みが出てくるようになる。
婦人科を受診するとカンジタと診断されたため、手湿疹もカンジタによるものが疑われる。
また、以前に何回か抗生物質を服用した後にカンジタに感染した経験がある。
肩こり、頭痛、手足の冷え、鼻づまり、副鼻腔炎、坐骨神経痛、生理痛、生理前の諸症状
肺経、および肝経の鬱熱による皮膚カンジタ症
合谷と太衝を使用。
鍼を打ってすぐに脈を確認すると弦数脈が落ち着く。
仕事の都合で翌週の来院が難しかったため、2週間後に来院していただくと初回の治療後から薬は一切使用していないとのことでしたが、劇的な改善を見せていました。
治療は計2回で終了。
抗生物質を服用後の皮膚カンジタ症でしたが、見事に1回の治療で改善した症例になります。
抗生物質は最近には有効ですが、真菌であるカンジタには効果がありません。
つまり、抗生物質を服用することで細菌はいなくなりますが、相対的に真菌が増えた状態になってしまうことが、抗生物質を服用後にカンジタを発症してしまう理由となります。
特に女性では抗生物質を服用することでカンジタになってしまう方は非常に多いため、注意が必要となります。
そして、今回のケースでは花粉シーズンによって副鼻腔炎が悪化していることからも肺経に熱がこもっておりました。
と陽医学では肺は皮膚と関係があるため、カンジタに感染したことで肝経だけではなく肺経にも影響が出たことで湿疹が出たと考えます。
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