当院で妊活目的で来院された女性の鍼灸治療の症例になります。
2018年に結婚するが、仕事に必要な資格取得のための勉強をしていたため、すぐに子供は考えていなかった。
2022年に入ってから考え始めるが、夫婦ともに現時点では検査は受けていない。
基礎体温は付けているが、25~30日周期でガタガタしており、高温期も短い状態。
5年ほど前から生理痛がひどかったため、妊活を始める前までピルを服用していた。
その他、既往歴として花粉症、橋本病の疑い、原因不明の蕁麻疹などあり。
疲れやすい、眠気、脇・背中に汗をかきやすい、頭、疲れ目、むくみ、肩こり、足の冷え、水分摂取量が1リットル以下、環境が変わると下痢や便秘になる、時々寝汗をかく、入浴すると肩こりが少し楽になる、生理痛
肝陽上抗証、脾気虚証。
鍼灸治療を週1回のペースで行っていきつつも、念のため病院で血液検査をするとプロラクチンが41と高いことが判明する。
4診目を終えると自然妊娠するも、その後は胎嚢は確認できたが、心拍が確認できなかったため、手術を行い、生理周期が安定するまで2周期鍼灸治療は中止する。
約2か月後から鍼灸治療を再開し、再度プロラクチン数値を検査すると21とギリギリ正常値まで下がっていた。
また、クロミッドを服用してのタイミング法と卵胞の育ちが悪い場合はHCG注射を使用したタイミング法を開始する。
18診目(中止期間含めて約半年)で自然妊娠していることを確認し、心拍と胎嚢が確認できた。
コロナの影響で在宅勤務となり、一日中PC作業をされており、体を動かす機会もないためストレスがたまっており、さらに胃腸の弱りも出ていました。
また、低温期のガタツキガ気になったたことと、母乳が出ることはないか確認すると、朝になると下着がカピカぴしていることがあるということだったので、念のため血液検査を受けてもらうと案の定、プロラクチンに問題がありました。
高プロラクチン血症も原因は様々ではありますが、ストレスによるものと考えられるため、ストレスにより弱った肝腎の治療をメインで行っていきました。
鍼灸治療開始、1周期目で自然妊娠できましたが、残念ながら流産となってしまいましたが、鍼灸治療と病院での治療を平衡して行った結果、プロラクチンの数値も安定し、再度、自然妊娠することができました。
検査を受けていない場合は妊活目的であっても基礎体温の状態などから今回のように検査を勧めることもあります。
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