皮膚疾患の原因

アトピー性皮膚炎・湿疹などの皮膚科疾患で皮膚科ではステロイドを出されるだけであったり、なかなか良くならないために鍼灸治療を選択される方は意外と多いと感じる今日この頃。
そして、個人差はあるものの皮膚科疾患に鍼灸治療は良く効くと感じています。

東洋医学では皮膚科疾患といっても色々と原因があるため、患者さんごとに原因が何なのかをしっかりと見極めて治療を行なっていきます。
比較的多く見られるのは
・風熱邪
・風寒邪
・肝鬱化火
・湿熱
・腎陰虚
・血虚
・瘀血(おけつ)

ざっと考えてもこれだけの原因があるため、治療法も変わってきます。

ただ、皮膚疾患の特徴としては比較的身体に熱がこもっている場合や皮膚の潤い不足によって起きやすい傾向があります。
体が熱を持っているかどうかは舌や脈を診れば比較的分かりやすいです。

・舌が全体的に赤みが強い、または舌の先端に赤いブツブツがある。
・舌のコケが黄色い。
・脈が1分間に85拍以上。

このような場合は肉やお酒、辛いものなどは身体に熱をもたせやすいため、摂り過ぎには注意が必要です。
逆に運動やサウナなどで汗をたくさんかくというのは、汗とともに体の熱を発散させることができるため症状が楽になることもありますが、皮膚疾患の方すべてが汗をかけば楽になるというわけではなく、場合によっては悪化させることにもなりかねるため、すべては患者さんの原因となっている体質次第で決まってきます。

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