蓬祥鍼灸院の長谷川です。
冷え性のため体を温める飲み物を知りたいと考えていませんか?
コーヒー、紅茶、ココア、生姜湯など体を温める飲み物は色々ありますが、どの飲み物が1番体を温めてくれるのか知りたかったり、中にはカフェインが苦手なためカフェインが入っていない飲み物でおすすめがあれば知りたい方もいらっしゃると思います。
そのため、今回は体を温めてくれる飲み物についてやカフェインが苦手な方におすすめの飲み物、逆に体を冷やしてしまう飲み物などについてお話していきます。
コンテンツ
先日、テレビ番組にて体をしっかり温めてくれる飲み物が何なのか検証していたため、1~3位の結果をご紹介いたします。。
検証方法は以下のようになっています。
平熱を測り、飲み物を飲み干してから15分後に体温を測定。
その後は5分間隔で体温を計測していき、平熱に戻るまでの時間を計測する。
体を温める飲み物第1位は王道ともいえる生姜湯でした。
生姜湯を飲む前の体温が36.4℃でしたが、時間が経つにつれ、じわじわと体温が上がり最高37℃まで上昇。
そして、2時間10分後に元の体温まで下がっていました。
生姜には体を温める成分であるジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールの作用によりしっかりと体を温めてくれます。
しかし、注意しなければいけない点もあります。
いくら生姜が体を温めてくれるからと言って飲み過ぎは逆効果です。
体温が上がるということは発汗作用もあるため、飲み過ぎると逆に体を冷やしてしまう可能性もあります。
生姜を使ったレシピはこちらを参照ください。
生姜の効能は生と加熱で異なる?むくみ改善&体の冷えにもオススメ!
朝食と言えば、昨日は『それって!?実際どうなの課』を観てたんだけど、1番体が温まる飲み物は生姜湯だったんだけど、その2番目にコーンスープだった知って滅茶苦茶タメになった。朝食にコーンスープを飲む習慣は3年程やってるけど、習慣を続けてきて良かったなと心から思う。#それって実際どうなの課 pic.twitter.com/ndRXIhpQdX
— アズマ (@yukey19971128) February 17, 2022
体を温める飲み物・第2位はまさかのコーンスープでした。
朝に温かいコーヒーや紅茶などを飲みたいけど、カフェインが苦手という方にはうれしい飲み物ではないかと思います。
コーンスープの体温の持続時間は生姜湯ほどは続きませんでしたが、それでも約1時間半にわたり体温が高い状態が続いていました。
なぜコーンスープがここまで良い結果になったかについてはコーンスープの「とろみ」が胃をしっかりと温めてくれた結果ではないかということでした。
ということは、冷え性の方は朝食、または昼食時にコーンスープを飲むことで冷えを緩和させることが可能ではないかということです。
そのため、粉末タイプを常備しておけば朝食はもちろん、会社でもお湯が使えればマグカップで飲むことができると思います。
冷えで悩んでいる方は実際に試してみてください。
体を温める飲み物・第3位は紅茶でした。
紅茶には「テアラビン」という成分が入っており、こちらが血行促進作用があるため体温が上昇するそうです。
体温は65分ほど高い状態を維持してくれます。
また同じくカフェインが入っているコーヒーは35分ほどしか体温が上昇していなかったため、カフェインを摂りたい場合はコーヒーよりも紅茶の方が冷え性の方にはおすすめということになります。
次は体を温めるために飲んでいはずが、逆に冷やしてしまう飲み物についてみていきましょう。
冬になると飲みたくなる豚汁ですが、具材によっては逆に体を冷やしてしまう可能性があります。
豚汁の具材と言えば以下になります。
食材には体を温める「温性」、温めることも冷やすこともしない「平性」、体を冷やす「冷性」の食材に分けることができます。
この中でも豚肉、ごぼう、大根、さらには味噌は体を冷やす性質をもった食材となります。
つまり、味噌と豚肉を使用する豚汁は冷え性には不向きな食べ物ということになってしまいます。
コーヒーは好きな方は水分のほとんどをコーヒーでとる方もいらっしゃいます。
しかし、このコーヒーはホットで飲んだとしても体を冷やすことになってしまいます。
コーヒーが体を冷やす原因はまさにカフェインが原因!
カフェインを摂ることにより血管が収縮してしまうことで血流が悪くなってしまうことで、末端まで血液が行き渡りにくくなってしまいます。
そのため、コーヒーが好きな方はご注意ください。
カフェインを摂るならコーヒーよりも紅茶の方がおすすめとなります。
体を温める飲み物以外にも体を温める効果の高いツボを鍼灸師らしくご紹介いたします。
ご紹介するツボにお灸をしていた空いても良いですし、ホッカイロを貼るだけでも大丈夫です。
※ただし、実際には冷えの原因は個人の体質によって変わってくるため、ツボの効果として温める作用が強いツボをご紹介するに留めておきます。
まず1つ目は昔から丹田と言われる場所にある関元というツボになります。
ツボの効果としては体を温める力である「陽気」を高めてくれる効果があります。
ホッカイロを貼る時にお腹に貼るか?腰に貼るか?という問題がありますが、関元穴の下には小腸、大腸、子宮、膀胱などの内臓があり、外から内臓を温めてくれるため、こちらの方がおすすめとなります。
ツボの場所はへその下から指4本分のところにあるため、比較的分かりやすい場所にあります。
2つ目にご紹介するのが「命門」というツボになります。
このツボの場所は腰にホッカイロを貼る時に皆さんも自然と貼っている場所になります。
正しい場所は第2腰椎棘突起と第3腰椎棘突起の間になりますが、触診ができない場合はなかなか正確にツボを取ることが難しい場所になります。
そのため、ざっくりとした場所の説明させていただくと「腰の骨に手を当ててみてください」。
大体、その場所になります。
体を温める飲み物は色々ありますが、飲み物によって体温の上昇時間にかなり差が出てきます。
もっともおすすめなのが王道ともいえる生姜湯ですが、ショウガは摂りすぎると逆に発汗作用により体温を下げることになりかねないためご注意ください。
また、カフェインが入っていないものが良い方はコーンスープがおすすめになります。
私個人としてはこの飲み方が良いのかな?と思います。
合わせてご紹介したツボにホッカイロも貼ってみてください。
花粉症の方にはごま油を摂ることをお勧めしていますが、その理由はごま油に含まれる「αリノレン酸」。 このαリノレン酸にはアレルギーを抑制する作用や抗炎症作用があり、中でもお勧めなのが「えごま油」になります。 このえごま油を[…]
毎日、毎日、毎日暑い日が続く今年の夏。体調はいかがでしょうか? 夏バテになってはいませんか? 夏バテの症状といえば食欲不振、体のだるさ、疲れやすさなどがありますが、一言で言うと『夏の体の不調』ということです。 西洋医学で[…]
昨日の雪は凄かった! そして今日は東日本大震災から4年です。 最近テレビでは地震の予知に関する内容の番組が多い気がしますが、いつか予知できるようになってほしいと願います。 さて、今日はツボの面白さについてですが、これは不[…]
四診合参とは 望診・聞診・問診・切診の4つことを指し、東洋医学での診察方法のことになる。 今では画像診断や血液診断などを行なえば、身体の異常を発見することができたが、昔はこのようなことは当然行なうことができなかったため、[…]
こんにちは。 蓬祥鍼灸院の長谷川です。 本日もお昼休みに内装工事の進み具合をチェックしてまいりました! 「ここからは早いですよ」という言葉に偽りなし! まさかの一日で天井、壁、間仕切りのLGS(軽量鉄骨)による下地組みが[…]