秋になると花粉症の症状として咳が出て辛かったり、なぜ秋の花粉では咳が出るのか知りたい方へ。
秋の花粉症は春と同じく鼻水、鼻づまり、くしゃみももちろんありますが、咳が長引いたり、激しい咳が出てしまう方も少なくありません。
今回は秋の花粉症による咳に対するセルフケア、咳が出る理由、風邪との見分け方などについてお話していきます。
秋の花粉症で咳が酷いという方が行うべきセルフケアについては以下の4点があります。
※マスクや帰宅後の服のケアなどは省きます。
辛み成分を含んだ食品を普段の食事で食べるようにしましょう。
ここでの「辛味」というのはスパイスやトウガラシのような辛い食品ではありません。
昔から喉に良いとされる生姜、ネギ、大根などになります。
この辛み成分を含んだ食材には以下のような特徴があります。
昔の人はこういった理由から喉が痛いときには生姜やネギを食べるということをされていたようですが、実は東洋医学でも同じことが言えます。
咳というのは呼吸器の症状のため、五臓では肺の問題ということになります。
五行式体表を基に肺と関連してくるものは以下になります。
この五行式体表では肺と関連する食べ物として葱が含まれています。
昔の人はこのことを知ってか知らずか自然と風邪や喉が痛む時、咳が出る時にねぎを食べるようにしていたようです。
マスクをしていても花粉を吸いこんでしまいます。
そのため、帰宅後は喉に付着した花粉を洗い流すために必ずうがいを行いましょう。
部屋の加湿とこまめな水分補給を行い、喉が潤った状態を保つようにしましょう。
花粉症の方のマストアイテムとなるのが、空気清浄機ですが+αとして加湿は行っているでしょうか?
加湿空気清浄機をお持ちであれば1台で問題ありませんが、空気清浄機しか持っていないということであれば、加湿器も買い足すことをおすすめいたします。
また、加湿空気清浄機、加湿器のどちらも2週間に1度、最低でも月に1回はメンテナンスを行う必要があるためご注意ください。
もし、長期間にわたりメンテナンスを怠ると、カビによる体の不調が出てきてしまうことになります。
エアコンを付けると出てくる喘息症状【エアコンのカビが原因かも?】
ブタクサなどの雑草はあらゆる場所に生えているため、完全に対策をとることは難しくなります。
しかし、最低限、自宅の庭やマンションの敷地内に生えているようならば早めに草むしりをしたり、除草剤などで枯らしてしまうようにしましょう。
また、マンション敷地内の場合は基本的には大家さんや管理会社が行うべきことになるため、連絡して雑草対策をしてもらうようにしましょう。
春の花粉症とは違い、なぜ秋の花粉症の時に咳が出てしまう理由は以下の2点が考えられます。
秋の花粉症の原因となるのがブタクサになりますが、花粉の大きさがスギやヒノキと比較すると小さく、半分ほどの大きさになります。
そのため、スギやヒノキ花粉よりも小さいために体内に侵入しやすく、体内に侵入した際に喉や気管支に付着をし、炎症を起こすことで咳が出てしまいます。
秋と言えば乾燥する季節ですが、この秋特有の乾燥した空気が原因で咳が出やすくなってしまいます。
喉が潤っていれば吸い込んだウイルスを喉の粘膜でとらえ、くしゃみ、痰、咳などと一緒に排出することができます。
しかし、乾燥した空気により喉が乾燥していると、粘膜の防御機能が低下してしまうためウイルスにより喉で炎症が起き、咳として症状が続いてしまうことになります。
私自身も13年前に鼻水が止まらなくなったため耳鼻科を受診した際に秋の花粉症と診断されたことがありました。
アレルギー検査ではっきりしていれば問題ありませんが、いきなり鼻水やくしゃみが出た場合は迷う部分があります。
そのため、秋の花粉症と風邪を見分けるポイントについてもお話していきます。
発熱があれば花粉症ではなく、風邪と考えてほぼ間違いないのではないかと思います。
しかし、風邪と言っても発熱しないケースもありますし、花粉症の症状がひどい方でも日によっては微熱が出るという方もいらっしゃいます。
そのため、発熱での判断はやや難しい面もあるため、総合的に判断する必要があります。
花粉症はアレルギー症状であるため、鼻水、鼻づまり、くしゃみの主症状以外にも痒みを伴うことがあります。
秋になると目、耳、鼻、皮膚、喉などに痒みが出る場合は秋の花粉症を疑い、内科、または耳鼻科を受診してみましょう。
花粉症の症状は朝の寝起きが一番ひどい場合があります。
これはいわゆる「モーニングアタック」と言われる現象で、寝起きで自律神経が整っていないことが原因で起きてしまいます。
日中や夜も鼻水、鼻づまり、くしゃみがあるが、寝起きが一番ひどいという場合は花粉症によるこのモーニングアタックの可能性があります。
せっかくなのでと東洋医学的な鍼灸治療では秋の花粉症をどのように考えるのかについてもご紹介いたします。
東洋医学では以下のように考えます。
このタイプの花粉症はストレスが原因となって花粉症を発症していることになります。
画像を参照していただきたいのですが、肺と肝の関係性では肺の方が強いのですが、ストレスにより肝気が強くなりすぎることにより肺がダメージを受けてしまっている状態になります。
ストレスの反応点となる百会、合谷、内関、太衝などのツボに圧痛があります。
このタイプでは体の潤いが不足していることで咳が出てしまいます。
原因としては水分摂取の不足もありますが、過労、加齢なども原因となります。
舌に苔がなく赤みが強い、漁際、照海というツボに圧痛出てきます。
このタイプは秋の前の季節である夏の不養生が原因で花粉症を発症することになります。
夏に暑いからと言って冷たい飲み物を飲み過ぎることにより、胃腸が弱り、その結果、母子関係にある肺が弱くなってしまうことで秋の花粉症を発症してしまいます。
私の秋の花粉症の発症原因がこのパターンでした。
足三里の凹み、陰陵泉の圧痛などが出てきます。
秋の花粉症は春に比べればやや患者数は少ないかもしれませんが、辛いことには変わりはありません。
特に今の時代は咳をしていると、コロナの影響もあり周りからは白い目で見られてしまうかもしれません。
マスクをするのは最低限の対策ではありますが、その他にもできる対策はあります。
病院で処方される薬を飲んでも咳が止まらないという方もいらっしゃると思いますが、その場合は薬+αでご紹介した対策を行うようにしてください。
排卵はあるがなかなか妊娠できなかった理由は排卵日のズレだった
こんにちは、蓬祥鍼灸院の長谷川です。 妊娠希望の方は基礎体温を測り、排卵日がいつなのか?というのは気になる部分かと思います。 しかし、基礎体温は2層に分かれてい…
刺絡療法とはどんな治療法?
名古屋の蓬祥鍼灸院の長谷川です。 刺絡療法がどんな治療法なのか知りたかったり、刺絡療法の効果について知りたいという方へ。 鍼灸治療といえば髪の毛ほどの細さの鍼を…
黄体機能不全を漢方薬で効果的に治療するためのチェックリスト
黄体機能不全による不妊症を漢方薬で治療することを考えていたり、今治療中だけど効果がなかなか出ない、どんな漢方薬が効果があるのか知りたいと思っていませんか? 本記…
【誰でもできる】花粉症による鼻づまりの簡単解消法!
こんにちは。 元花粉症の蓬祥鍼灸院の長谷川です。 花粉症による鼻詰まりでお困りの方は多いと思いますが、今まさに辛いという方もいることでしょう。 そして、皆さんが…
【女性必見】筋トレこそ最強のアンチエイジング効果を秘めている理由
筋トレ歴約7年の名古屋の鍼灸師・長谷川です。 筋トレがアンチエイジング効果があると聞いて、なぜ効果があるのか?女性でも効果があるのか?またはどのくらいの頻度で筋…
当院は完全予約制です。
施術中、問診中は電話に出られない場合がございます。時間をおいてからおかけ直し頂くか、お問わせフォームまたはLINEにてお願いいたします。
婦人科系疾患
不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順・冷え性・子宮内膜症など
神経系疾患
うつ病・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠症・神経痛・神経麻痺など
皮膚科系疾患
アトピー性皮膚炎・ニキビ・円形脱毛症・湿疹など
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・肩こり・五十肩・腰痛・坐骨神経痛・腱鞘炎・頸肩腕症候群・捻挫など
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧・動悸・息切れなど
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪など
消化器系疾患
食欲不振・胃痛・慢性胃炎・潰瘍性大腸炎・逆流性食道炎など
眼科系疾患
眼精疲労・緑内障・仮性近視・結膜炎・かすみ眼・飛蚊症など
代謝・内分泌系
疾患
バセドウ病・糖尿病・痛風・貧血など
耳鼻咽喉科系
疾患
中耳炎・耳鳴り・難聴・花粉症・アレルギー性鼻炎・メニエール病など
泌尿器・
生殖器系疾患
膀胱炎・過活動膀胱・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大症など