待望のわが子を出産できたけど、母乳が詰まっているためなかなかでないとお悩みの方。
母乳の詰まりは軽い場合はツボ押しでも改善することが可能になります。
今回は今すぐ実践できる母乳の詰まりを改善するツボやツボ押しで改善できない場合に行うべきことについてお話していきます。
母乳の詰まりを改善するツボは色々なサイトやブログで紹介されておりますが、なかなか場所が分かりづらいという問題もあるため、今すぐに押すことができるツボを1つだけご紹介いたします。
最も母乳の詰まりを改善したり、母乳の出が悪い時におすすめされるツボは「少沢(しょうたく)」というツボになります。
ツボの場所も非常にわかりやすく、小指の爪の付け根の外側です。
このツボを10秒ほどグリグリと押すことを3~5セット、朝、昼、晩と行いましょう。
母乳の軽い詰まりであればこれだけで母乳がしっかりと出ると思います。
ちなみにですが、乳首自体も「乳中」というツボになりますが、さすがにこの部分をグリグリしたり、思い切り押すという訳にはいきません。
母乳の出が悪い方からすると詰まっているのではなく、母乳が少ないのかな?という疑問から母乳を増やすツボがあれば知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、母乳を増やすツボというのは私個人としては「ない」と考えております。
理由は単純で母乳は血液から作られるものだからです。
つまり、母乳を増やすためには血液量を増やすための食事としてタンパク質や鉄分、ビタミンCをしっかり摂取することが重要です。
また、血流も関係してくるため、体を冷やさないようにすることも大切です。
母乳が詰まる原因のほとんどは「乳腺炎」になります。
乳腺炎になってしまう原因は以下になります。
母乳は血液から作られるものなので、乳房の血流は非常大切になります。
ご自身でも軽くマッサージをしたり、締め付けるような下着を身に着けないなどすることが大切になります。
もう一つ大切なことは母乳をしっかりと出し切るということです。
最初の頃は赤ちゃんは母乳をうまく吸えないため、1回で飲む量が少なくなってしまうため、乳房に母乳が残ってしまいます。
この残った母乳も乳腺炎の原因になるとされています。
そのため、母乳を出し切るためにも搾乳されることをおすすめします。
また、皮膚にいる常在菌であるブドウ球菌などが、免疫力が下がった出産後に悪さをしたり、乳首の傷などから乳管に入り込むことで炎症が起きてしまいます。
中には食事内容が悪いから母乳が詰まっていると考える方もいるかもしれませんが、食事と母乳の詰まりはあまり関連性がないとされています。
母乳の詰まりをツボ押しで改善できればお金もかからないためありがたいことかと思いますが、やはりそこはすべての方がうまくいくとは限りません。
その場合は母体の健康状態を改善する必要があります。
行うべきことは以下になります。
かわいいわが子であっても育児は非常に大変であるため、ストレスはそれなりに溜まってしまいます。
このストレスが原因でも乳房の血流やリンパの流れが悪くなってしまうことで、母乳の詰まりは起きてしまうこともあります。
そのため、ストレス発散はやはり大切なことになります。
また、先ほど搾乳しておくことをおすすめするというお話をしましたが、毎回直接母乳を上げることもストレスとなってしまいます。
このストレスを回避するためにも搾乳した母乳を飲ませることで身体的、精神的なストレスの軽減にもつながるかと思います。
鍼灸で体調を整えることも母乳の詰まりの改善に効果的かと思います。
鍼灸の場合は色々な治療法がありますが、当院では東洋医学の考え方にそって行っているため、東洋医学的なお話をしていきます。
東洋医学的には母乳が詰まっているのか、母乳の量が少ないことが原因なのかを東洋医学的な個人の体質を見極めれ治療を行っていきます。
母乳の詰まりを鍼灸で改善するとなると、胸を出す必要があるのか?
このような疑問を持たれる方も多いと思いますが、さすがにそれはありません。
女性の鍼灸師であれば問題ないかもしれませんが、男性の鍼灸師がこのようなことをすることはあり得ないと思います。
乳房マッサージは助産師さんに教わることもあるかもしれませんンが、自分でやるよりは人にやってもらった方が効果は高いかと思います。
特に有名なのは「桶谷式乳房マッサージ」になりますが、私もテレビで少しだけ見たことがありましたが、効果はすごかったです。
少し痛みを感じるかもしれませんが、興味ある方は一度経験してみるのも良いかと思います。
桶谷式の相談室に行こう! – OPPA!(おっぱ) 桶谷式母乳育児ママサポートサイト
母乳の詰まりは軽い物であればご紹介した少沢(しょうたく)というツボでしっかり出るようになると思います。
しかし、場合によっては母体の状態を改善しなければ母乳の詰まりを改善することができないケースもあるため、まずはご紹介したツボを試しにグリグリしてみましょう。
もし、改善されないのであれば次の手としてストレス対策、鍼灸、乳房マッサージなどを考えてみてください。
30代 男性 前立腺肥大症の症例 2019年3月来院。 1ヶ月ほど前から常に尿意がある感じや残尿感があるため、近所の泌尿器科を受診すると過活動膀胱と診断され、トビエースを処方される。しかし、服薬を続けても症状が改善されな[…]
東洋医学では病気を大まかに分類すると2つに分類することができる。 それが、「実証」と「虚証」。 この2つは身体における正気と邪気の盛衰の状況を反映したもので、正気が不足した状態であれば虚証、邪気が盛んであれば実証として現[…]
中学や高校、大学だけではなく、社会人になっても真剣にスポーツをしている女性はたくさんいますが、中には生理が止まってしまい困っていませんか? 生理は男性には起きない現象のため、女性の健康のバロメーターともいます。 本記事で[…]
蚊やダニなどの虫に刺される場所は治療ポイントになるかどうか? 今年の夏からそんな疑問が出てきていました。 すると昨夜、少し見辛いですが三陰交というツボの部分を刺されました。 調べてみると本当かどうかは分かりませんが、蚊は[…]
蓬祥鍼灸院の長谷川です。 生理前の不快な症状であるPMSでお悩みの女性は多いですが、生理前よりも生理後の方が症状が酷くなるというお悩みはお持ちではありませんか? 今回は生理後にPMSの症状が酷くなる理由やセルフケアに関し[…]