黄体機能不全による不妊症を漢方薬で治療することを考えていたり、今治療中だけど効果がなかなか出ない、どんな漢方薬が効果があるのか知りたいと思っていませんか?
本記事では黄体機能不全を漢方薬で効果的に治療するために重要なチェックリストを同じ東洋医学に携わる鍼灸師が用意しました。
もし、なかなか効果が出ていなかったり、しっかりと効果のある漢方薬を飲んで治療したい方は参考にしていただければと思います。
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漢方薬は病院の薬よりも副作用がないため、体に優しい治療法となるため、漢方薬による治療を考えている方は多くいらっしゃいます。
しかし、漢方薬を使って治療をするためには非常に大切なことがあり、これから治療を考えている方だけではなく、現在、漢方薬で治療している方にも効果的な漢方薬を処方してもらうためにチェックリストを用意したので、是非チェックしてみてください。
病院で漢方薬を処方してもらう際によくあるのが病名に対して漢方薬をするやり方です。
もし、今、病院で処方されている漢方薬が簡単な問診だけで済んで、「まずはこれを飲んで見て」と医師に言われて飲んでいる場合は漢方薬の処方の仕方そのものが間違っていることになります。
また、市販の漢方薬には「○○に効く」ということが書いてありますが、この○○を当てにして買うことは絶対にNGです。
正しい漢方薬を処方するために大切なことは東洋医学的な体や病気の診立てができるかどうかになり、ここが西洋医学の薬の処方の仕方との大きな違いになります。
東洋医学的な体や病気の診立てをするためには西洋医学の知識ではなく東洋医学の知識が必要となりますが、医師の中で本当に東洋医学を基礎から学んでいる方は非常に少ないのが現状です。
そのため、病院で処方される漢方薬というのはある程度、黄体機能不全に効果がある漢方薬を処方されているケースが多々あります。
この処方の仕方は「病気に対して処方をする西洋医学の薬の処方の仕方」になってしまうため、本来の漢方薬の力は充分に発揮できないどころか、そもそも効果が期待できない可能性もあります。
東洋医学的な診立てを最低限しているかどうかを見極めるポイントは
この4つを行っていない場合は東洋医学的な体の診立てができていないことになります。
漢方薬を飲むなら煎じ薬の方が高いとされているため、できるだけ煎じ薬を飲むようにしましょう。
漢方薬には2種類あり、ツムラやクラシエなどの「漢方エキス材」と調合された生薬を煎じる「煎じ薬」があります。
一般的に飲まれているのが漢方エキス材になりますが、煎じ薬に比べて体への吸収率が悪いため、治療に用いるには少し力不足となります。
漢方エキス材の唯一のメリットとしては保険が効くために安く済むということになりますが、効果に関しては煎じ薬よりも劣ると考えてください。そのため、しっかりと効果を出したいのであれば煎じ薬を選択するようにしましょう。
漢方薬での治療を考えるのであれば、病院よりも漢方薬局を選びましょう。
先ほど漢方薬はエキス材よりも煎じ薬の方が効果が高いという話をしましたが、病院で処方される漢方薬は必ずと言っていいほどエキス材になります。
しかし、漢方薬局であれば基本的には煎じ薬をもらうことができます。中には煎じ薬ではないものもあるかもしれませんが、できるだけ煎じ薬をもらうようにしましょう。
また、病院よりも漢方薬局をお勧めする理由としては漢方薬局の方が東洋医学的な体や病気の診立てが病院よりも優れているため、自分に合った漢方薬を処方してもらうことができます。
漢方薬での治療なら病院よりも漢方薬局をお勧めしますが、注意していただきたい点もあります。
【漢方薬局の注意点】
漢方薬局で漢方薬を処方してもらう場合は保険は使えないために自費となるため、費用はどうしても高くなります。
また、漢方薬局の中には専門性を上げているところもありますが、この専門性はあまり気にしなくても大丈夫です。
以前、当院へ治療に来られていた方が不妊専門の漢方薬局で漢方薬を処方されていましたが、5種類の漢方薬で、月に8万円という通常では考えられない処方をされていた方がいます。
専門性を上げているのも関わらず5種類も処方することは迷っている証拠です。
東洋医学をしっかりと勉強していれば色々な病気に対応することができるため、専門性があるかどうかはそれほど気にしないようにしましょう。
正しい漢方薬を処方するためには東洋医学的な診立てが必要という話をしておりますが、これがどういうことなのか?と疑問に思われると思います。
この診立てというのが体質ということになり、この体質に合わせて漢方薬を処方していくことになります。
仕事、日常生活などにおける過剰なストレスが原因で現大学での自律神経系の働きを担う「肝」に異常をきたすことでお家機能不全になっている状態。
【代表的な漢方薬】
四逆散、柴胡疏肝散、加味逍遥散など
子宮や卵巣などの生殖機能と関係があり、また体の中に備わっているエアコンのような働きのうち、暖房(体を温める)機能である「腎の陽気」が不足したことにより黄体機能不全になっている状態。
【代表的な漢方薬】
八味地黄丸、牛車腎気丸、鹿茸など
腎陽虚とは逆で、体の中のエアコンの冷房(体を冷やす)機能である「腎の陰気」が不足したことにより黄体機能不全になっている状態。
【代表的な漢方薬】
六味地黄丸
本当に漢方薬での治療を考えるのであれば、費用はかかりますが、漢方薬局に行かれることを私はお勧めします。
黄体機能不全を漢方薬で治療するためには東洋医学的な体や病気の診立てができなければ効果的な治療は望むことができません。
また、これは黄体機能不全を漢方薬で治療することを考えている方だけではなく、全ての方に同じことが言えます。
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