自律神経失調症の鍼灸治療の症例

30代 女性 自律神経失調症による不眠症

寝れない女性

元々、名古屋に住んでいたが結婚をしたため、夫の地元である他県へと引っ越すが、姑への結婚前の挨拶の時からいびりが酷く、最初は自分に至らない点があると思っている程度だったが、結婚生活が始まってからも執拗なまでに続くようになる。姑とは同居はしていない。

最初は自分の味方になってくれていた夫でさえも気が付くと姑側につくようになり、徐々に心がやんでくるようになったため、心療内科と鍼灸治療に通い始める。

昨年末に離婚し、名古屋に帰ってくる。
約1ヶ月後から派遣社員として働くことが決まっているため、少しでも良くなって働きたいために来院。

【既往歴】
20代前半の頃にも仕事がうまく行かないために同じように状態になったことがあったが、会社をやめるとすぐに良くなった。

【自覚症状】
疲れやすい、息切れしやすい、倦怠感、食後の眠気、心配事、ふみん、イライラ、怒りっぽい、便秘、肩こり、頭痛はこめかみのズキズキと後頭部の重さ、味覚が鈍い、冷え性、雨の日が全体的にだるい、生理前に浮腫と食欲が止まらなくなる、晴れの日は体も心も元気

 

弁証、治療について

肝鬱気滞証による自律神経失調症

治療は後ケイと天枢を使用して週1ペースから治療を始める。

治療当日からよく眠れるようになり、便秘も解消される。治療開始3週目で生理が来るが、この3ヶ月ほどは40日周期だったが32日で来る。

新しい職場での仕事が始まったが、メンタルの方は問題なく、上司の当たりが少々きついのが気になるが夏ごろには退職されるためあまり気にしにようにしている。

6週目から治療間隔を10日に空けるがメンタルに問題はないが、会社のブラックな部分が見えてきて少々イライラすることはあり。ただ、派遣会社の担当者から面談の際に顔つきがよくなったと言われる。

7週目から2週間に1回のペースに帰るとプライベートでの問題が起きてしまい、少し気持ちが落ち込むことがあっり睡眠の質が低下してしまう。ただ、9診目にはこの問題は解決されたため、メンタルと睡眠は問題なくなったため10診目で治療終了。

 

考察

結婚、引っ越しによる環境の変化に加えて、姑からの執拗なまでのいびりというストレスにより自律神経が乱れたことが原因となります。東洋医学的にはストレスから全身の気の流れが悪くなった状態であるため、気の流れを良くするための治療である疏肝理気という治療法を週1回のペースで行いました。

元々、名古屋に帰ってくる前から鍼灸治療を受けていたこともあり、初回の治療後から睡眠が改善され、治療を重ねていくうちに4ヶ月ほどで心も体も元気になられました。

今の職場でも少し人間関係の部分でストレスを感じることはあるようですが、夏頃には問題も解消されるようなので仕事は続けられそうということです。

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