アジア諸国の鍼灸治療と日本の違いとは?

こんにちは。
蓬祥鍼灸院の長谷川です。

今回は「アジア諸国と日本鍼灸の違い」についてのお話です。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

アジア諸国の鍼灸治療と日本の違いとは?

鍼灸治療といえば「中国」というイメージがあるかと思いますが、中国以外にも台湾や韓国、タイでも鍼灸治療は受けることができます。中でも私が知っているのは中国、台湾、韓国での鍼灸治療について。
中国と韓国には行ったことがありませんが、台湾とタイには行ったことがあり、タイでは鍼灸院を見つけることができませんでしたが、台湾では日本のように街中にも普通にあったりします。台北駅周辺には鍼やお灸、その他の治療器具、治療に関する専門誌が購入できるお店もあります。韓国にも街中にこのようなお店があり、鍼は購入することはできませんが、お灸やその他の器具は一般の方でも購入できるようです。
日本ではこのようなお店はなかなかなく、殆どが専門業者からネットでの注文になるため、街中にあるということはそれだけ鍼灸は身近なものになるのではないかと思います。ちなみに中国や台湾では「鍼灸」ではなく、「針灸」と書きます。
ではアジア諸国と日本ではどのような違いがあるのかと言うと、日本も見習わなければいけない部分があります。

1.はり師、きゅう師ではなく医師免許が必要

女性医師

中国、台湾、韓国などは医師免許となるため、医学部に進学し、さらには2年間の研修をしなければいけません。これは日本の医師免許と同じ制度になります。日本では専門学校に3年間、または鍼灸学部のある4年制大学に通ったのち、国家試験に合格すればOKとなります。

2.漢方薬の処方が可能

漢方薬

日本の鍼灸師は鍼灸治療のみ行うことができますが、中国、台湾、韓国などでは鍼灸師であっても漢方薬の処方が可能な場合があります。これは取得する免許によって違いがありますが、針灸医師免許ではなく、中医師(韓国では韓医師)免許を取得することで漢方薬の処方が可能となります。「チャングムの誓い」や「ホ・ジュン」などでも鍼灸治療と漢方薬を併用していますが、こういったことが可能となります。また、西洋薬の処方はできません。

しかし、日本でも「登録販売者」という資格を取得すれば鍼灸師が漢方薬を取り扱うことはできなくもありませんが、あくまでも市販のものを販売できるだけになります。ただし、院内での販売は不可で、治療院と入り口と院内も別にしなければいけません。

3.保険診療が可能

保険証

日本においても一部に関しては保険診療が可能となっておりますが、基本的には痛みやしびれを伴うものにしか保険が適応されません。しかし、中国、台湾、韓国などではいわゆる病気の治療にも健康保険が適応されます。
日本での保険適応疾患はこちら
1.頸腕症候群:頸から肩、腕にかけての痛みやしびれ
2.五十肩
3.頚椎捻挫:むち打ちなど
4.腰痛
5.神経痛
6.リウマチ

4.病院内に針灸科がある

国によっては街中に鍼灸院があるわけではなく、病院の中に整形外科、内科、呼吸器内科、消化器内科などのように針灸科があり、病院内で鍼灸治療が行われています。日本においては極一部の病院では鍼灸治療も行われていますが、アジア諸国ほどではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
日本とアジア諸国の鍼灸治療の違いは色々とありますが、アジア諸国では鍼灸師と言うよりは医師扱いになります。そのため、漢方薬が処方できたり、保険診療ができたりと日本も見習わなければいけない部分があります。日本もアジア諸国と同じように医師と同等の免許になることができればもっと鍼灸が身近になり、経済的にも負担が少なく受けることができるようになりますが、アジア諸国と比較すると色々と残念な部分があるというのが現状になります。

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