生理前に人格が変わるほど精神が不安定になる女性はPMDDかも

こんにちは。
蓬祥鍼灸院の長谷川です。
本日はPMSと同じく生理前に現れる症状であるPMDDについてのお話です。
PMSと症状が似ている部分がありますが、決定的に違う部分もありますので、女性の皆さんはチェックしてみてください。

PMDDってどんな病気?

PMDDとはPMSと同じように生理前に現れる症状になりますが、「月経前不快気分障害」と言い、身体的な症状よりも精神的な症状が激しく現れる疾患になります。
どのような症状かと言うと、PMSは生理前になると普段ならなんてことのないことに対してもイライラする程度ですが、PMDDの場合は完全に人格が変わってしまっているのではないかと言うぐらい攻撃的、感情的になってしまいます。そして、激しい精神症状により時には友人、家族、同僚、パートナーと激しい衝突が起きることがありますが、PMSと同じくこの精神症状は生理が来ることによりなくなります。そのため、このようなことが毎月のように続くことでで自分自身が嫌になってしまいます。

PMSとの違いは?

PMSとの大きな違いは精神的な症状が強く現れるということです。
そのため、対人関係に大きな支障が出たり、日常生活や社会生活にも影響が出てきてしまいます。

何科を受診すればいいの?

PMDDはPMSとは違い精神的な症状が酷く出るため、婦人科を受診するよりも心療内科や精神科を受診することになります。
なぜ婦人科ではなく心療内科や精神科になるのかと言うと、PMDDによる精神的な症状はPMSで行われるようなホルモン療法では改善するのが難しいとされています。
うつ病と聞いたり、精神科や心療内科を受診しなければならないと聞くとさらに落ち込みそうにはなるかもしれませんが、症状を改善させるためには必要なことになるため、まずは相談してみましょう。
※アメリカの精神医学学会では2013年からPMDDはうつ病の一種と位置付けされるようになりました。

PMDDの認知度はどのくらい?

生理前に人格が変わるほど精神が不安定になる女性はPMDDかも

PMSやPMDDの男性の認知度はかなり低いのではないと思います。女性でもPMSという言葉を知らない方もいるため、それこそPMDDというのは全く聞いたことがないという女性も多いかと思います。そのため、男性ならなおさらです。
PMSやPMDDによるイライラはパートナー次第では大きな衝突を生むため、破局につながることもあります。自分の言葉で説明して理解してもらえればいいですが、中にはうまく説明できなかったり、話を聞いてくれない人もいると思います。そのため、ネットで調べた情報を見てもらったり、一緒に病院に付き添ってもらうようにしましょう。

PMDDの治療法は?

PMDDの治療は薬での治療を行うことになります。特に効果が認められているのが、うつ病などの治療にも使用されるSSRIという種類の薬になります。
【SSRI】
・パキシル
・レクサプロ
・ジェイゾロフト
・ルボックス
これらの薬は日本で使用されているSSRI系の薬になりますが、人によってはやはり副作用があるため、医師と相談して服用量や服用するタイミングを決めることになります。

PMDDの治療にピルが使用されない理由

PMSはピルでの治療が行われますが、ピルの効果は精神的な症状よりも身体的な症状に対して有効になります。しかし、PMDDでは身体的な症状よりも精神的な症状が酷く出るために、ピルではそれほど効果が出ないためにあまり使用されておりません。ただし、個人差があるためにピルでも効果が出ることはありますので、ピルでの治療を希望される場合は精神科や心療内科ではなく、婦人科を受診する必要があります。

セルフケア

1.無理をしない
まずは自身で症状がいつごろから出るのかを把握し、この時期は決して無理をしないようにしましょう。また、できるだけこの時期に症状が出てしまうことを家族や友人、パートナー同僚などにも悪気があるわけではないということを話をしておくようにしましょう。

2.軽い運動を取り入れる
軽い運動をすることは気分転換にもなりますし、ストレスの発散にも役立ちます。ただし、症状が出始める時期にだけするのではなく、日常生活に取り入れるようにしましょう。まずは週2回を目指しましょう。

PMDDに対する鍼灸治療の効果

PMDDに対しても鍼灸治療は非常に効果的な治療になります。
鍼灸治療には自律神経の乱れを整えることによりリラックス効果をもたらすことができ、またホルモンバランスも整えることができるためにPMDDによる精神的な症状だけではなく、身体的な症状に対しても効果を発揮します。
また、当院では東洋医学の理論をもとに患者さんごとの体質を分析して治療を行っております。一言でPMDDと言っても東洋医学的には様々な原因によって発症することになるため、しっかりと分析することが重要となります。

薬に関しては鍼灸治療を始めたからといってすぐにやめて良いものではありません。薬を服用しながらでも鍼灸治療を行うことは何ら問題はありませんので、書状が軽減してきたら徐々に減薬をしていくようにしましょう。

Share

関連記事

基礎体温をつけて判明する高温期が短い理由とは?

妊娠希望の方は基礎体温表を付けるかと思いますが、生理周期に関しては生理があった日から次の生理までの日数を数えれば分かることですが、基礎体温を付けなければ分からないこともあります。 基礎体温を付けてみると ・周期は問題ない[…]

[» 続きを見る]

主婦手湿疹とストレスの関係

主婦手湿疹とは家事による水仕事が原因で皮膚のバリヤ機能がなくなってしまうことにより起こる湿疹のことで、意外にもこの手湿疹で悩んでいる方は多くいらっしゃいます。 ですが、同じ主婦の方で、同じ程度の水仕事をしているにもかかわ[…]

[» 続きを見る]

東洋医学において大切なこと

東洋医学で大切なことは 「一人ひとりの体質を考えること!」 東洋医学といえば鍼灸治療や漢方薬になりますが、最近では病院でも漢方薬を処方してもらうこともできますし、ドラッグストアでも購入することができます。 しかし、病院で[…]

[» 続きを見る]

患者には出すけど、医者は飲まないクスリ

先日のYahoo ニュースにこんな記事が上がっていました。 「現役医師20人に聞いた「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」。 内容は実は飲んでもあまり効果がなかったり、副作用がひどいため自分では絶対に飲みたくないが、[…]

[» 続きを見る]

動眼神経麻痺の治療経過報告

昨年の12月からお越しの40代女性。 数年前に交通事故に遭い、動眼神経麻痺を発症。 ※動眼神経とは光を取り込む瞳孔を収縮させたり目を開く(まぶたを上げる)ための筋肉を動かす神経。 そのため、軽度の眼瞼下垂、瞳孔は開きっぱ[…]

[» 続きを見る]