基礎体温が高温期になかなか上がらない原因とは?

こんにちは。
蓬祥鍼灸院の長谷川です。

今回は基礎体温を付けている方に時々見られる低温期から高温期へスムーズに上がらない原因についてご説明いたします。

基礎体温が高温期にスムーズに上がらない原因

基礎体温をつけているとこのようなことが気になったことはないでしょうか?
高温期に入るのに数日かかってしまう…

通常は排卵日に体温が低下し翌日には高温期に入り約2週間に渡り高温期が維持されますが、中には高温期に入るのに数日かかる方がいらっしゃいます。
なぜこのようなことが起きるのか?
この理由は卵巣機能が低下している、または他の原因でうまく排卵が起きていないということが原因になります。

排卵と体温の関係とは?

排卵と体温の関係は女性ホルモンの内の黄体ホルモンが関係してきます。
低温期には脳の下垂体前葉から分泌されるFSHというホルモンの働きにより、卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンが卵子が育てていきます。卵胞が約20ミリほどまで成長すると、下垂体前葉から分泌されるLHというホルモンの働きにより卵巣から黄体ホルモンの分泌が増えることにより排卵が行われます。
この現象をLHサージと言いますが、卵巣から分泌される黄体ホルモンの分泌量が少ないと体温の上昇がうまく行われません。
排卵後は排卵された卵胞からも黄体ホルモンが分泌されることにより高温期が維持されます。
つまり、体温上昇作用を持つ黄体ホルモンがしっかりと分泌されないと体温がしっかりと上がらないということになります。

卵巣機能が低下する理由は?

卵巣機能が低下する理由は様々ありますが、以下のようなことが考えられます。

1.加齢

年齢が上がれば誰しもが卵巣機能は低下してしまいます。また、過労や運動不足なども体を老化させてしまう原因にもなります。

2.ストレス

ストレスにより自律神経系が乱れれば脳から分泌されるホルモンバランンスの乱れを引き起こす原因となります。その結果、排卵がうまくいかなくなることがあります。

3.不規則な生活習慣

人の体にはリズムが存在します。そのため、不規則な生活によりリズムが乱れた状態では生理周期などにも乱れが生じてきます。

4.他の病気

排卵障害を引き起こす多嚢胞卵巣症候群や高プロラクチン血症、甲状腺ホルモンの異常などは排卵障害の原因となります。

スムーズに高温期に移行できる体になるためのセルフケア

まずは様々な検査をした上で排卵障害となるような疾患がないかどうかを調べましょう。もし、排卵障害の原因が見つかった場合はその病気の治療をすることで改善することが可能となります。

特別な原因が見つからなかった場合は、
・適度な運動をする
・ストレスを溜め込まない
・生活リズムを整える
・自宅でのセルフ灸※三陰交や関元、太谿(たいけい)など

鍼灸治療で改善できる?

基礎体温が高温期にスムーズに上がらないというケースも鍼灸治療での改善は可能になります。
東洋医学ではストレスによる肝、または過労や加齢による腎の問題でこのようなことが起きるケースが考えられますので、個々の体質を東洋医学の面から分析して治療を行っていきます。
治療した翌月から結果がすぐに出る方もいますが、中には鍼灸だけでは改善まで時間がかかる方もいらっしゃるため、鍼灸だけではなく、病院の治療と並行しても問題ありません。さらにセルフケアなども併せて行うようにしましょう。

まとめ

なかなかスムーズに高温期に移行してくれないと少し不安な気持ちになると思います。また、治療やセルフケアをしていても排卵は月に1度しか起きない現象なのですぐに結果が出ないとモチベーションも下がってしまうかもしれません。
しかし、焦りは禁物です。

「塵も積もれば山となる」

悪い生活習慣を積み重ねれば体は悪くなっていきますが、体に良いことや悪いことを止めれば体は良くなっていきます。
根気よく続けていきましょう。

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