冷や汗が出るほどの激しい痛みの生理痛の正体

こんにちは。
名古屋の鍼灸師、蓬祥鍼灸院の長谷川です。

生理痛は多くの女性が持っている症状の1つですが、その痛みは人それぞれになります。痛みの感じ方も人によって変わってくるために自分の生理痛が酷いかどうかはなかなか判断しづらい部分もあります。
しかし、中には冷や汗が出るほどの生理痛がある方や全く動けなくなるほどの生理痛があるという方もいます。
このような場合はある病気の疑いがあるために早急に病院を受診するようにしましょう。

冷や汗が出るほどの生理痛の正体

卵巣茎捻転による腹痛

冷や汗が出たり、動けなくなるほどの生理痛がある場合に疑われる病気の1つに「卵巣嚢腫茎捻転」という病気があります。この病気は卵巣嚢腫という病気によって起きる症状の症状の1つになりますが、非常に激しい痛みを伴うのが特徴となります。
卵巣は通常は親指の爪ほどの大きさで、卵管という管によって子宮と繋がりながらも骨盤内でプカプカとういた状態になっています。そのため、体の動きに合わせて卵巣も動いていますが、正常な状態であれば体の動きに合わせて卵巣も正常な位置にもどることができます。
しかし、卵巣嚢腫により大きくなってしまった卵巣では卵巣が重くなってしまっているため、卵巣が動いた時に卵巣周囲の血管などを巻き込みながら卵管が捻れてしまうことがあります。また、重症の場合では卵巣に血液が行かなくなることにより卵巣が壊死することがあります。

卵巣茎捻転の原因

茎捻転の原因は卵巣嚢腫となりますが、卵巣嚢腫がある方全員がこのような状態になるわけではありません。捻じれが起きるポイントとなるのは卵巣嚢腫の大きさになり、手術適応となる6センチ以上の大きさになると捻じれが起きるリスクが高くなるとされていますが、実際にはそれほどの大きさではなくても捻じれが起きることがあります。

どんな症状?

ますは何と言っても激しい腹痛が起きてきます。卵管という内臓の一部が捻じれるため、かなりの痛みであることが想像できます。また、腹痛とともに吐き気や嘔吐、その他、胃腸症状として下痢なども起きてきます。
なお、茎捻転では通常不正出血は伴いません。

どうやって治療するの?

治療については茎捻転の場合は手術することになります。おそらく手術を拒むこともできないでしょう。そのほどまでの痛みを伴うのが卵巣茎捻転という病気になります。
また、手術をする際に捻じれは起きているが発症したばかりで軽症であれば捻じれを戻すだけで済みますが、重症の場合で卵巣機能の回復が見込めないと判断された場合は卵巣の摘出となることがあります。

また、鍼灸治療での治療はもちろん行なうことはできません。
当院でも過去に生理痛の治療で起こしの方で、数名この病気の疑いがあったため病院を受診していただくと捻じれが起きていたという方もいらっしゃいました。そのため、鍼灸治療での治療ではなく、手術を勧めたこともありますので、生理痛が酷いという方はまずは病院を受診し何か病気が隠れていないかを診断してもらってから、薬で治療をするのか、鍼灸治療で治療するのかを決めていただければと思います。

まとめ

1.経験したことのない激しい腹痛が起きた場合は卵巣茎捻転を疑う
2.動けない場合は自力で病院へ行くのではなく、思い切って救急車を呼ぶ
3.治療は原則、手術となり、鍼灸治療は不適応
4.生理痛が気になる方は定期的に婦人科でチェックを行なう

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