ストレスで不正出血が起きるのはなぜ?

生理の時期でもないのに不正出血が起きると最初に考えるのが「ストレス?」かもしれません。しかし、よくよく考えるとストレスでなぜ不正出血が?と思いませんか?
本日はなぜストレスで不正出血が起きるのかということを東洋医学の面からご説明いたします。

ストレスと不正出血の関係

ストレスによる不正出血

ストレスによって不正出血が起きるとなるとほとんどの女性が不正出血に悩まされることになるんじゃない?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
ストレスで不正出血が起きるケースではかなりのストレスが一気にかかった場合や長期間にわたった場合になります。

東洋医学ではストレスがかかった状態を「気滞」と言いますが、さらに酷くなった「血熱」という状態になると不正出血が起きることになります。

血熱とはどのような状態?

血熱とは「血が熱を持った状態」ということになりますが、これでは分かりづらいですよね。
体が熱を持った状態と言うのは4段階に分類できます。
1.衛分(体表面で軽症)
2.気分(体表面から少し中に入ったところ)
3.営分(ボチボチ深いところ)
4.血分(最下層でもっとも重症)

この4段階に分けられますが、血熱というのは「4.血分」の位置でのできごとになるため酷い状態と言うのがお分かりいただけるのではないかと思います。
血液がマグマのように煮えたぎり、噴火した状態が血熱による不正出血となります。

血熱を見分けるポイントは?

この状態を見分けるポイントはいくつかあります。

1.脈の状態

脈は比較的速く打っている状態になります。1分間で90拍以上打っていいれば危険となります。

2.舌の状態

舌の状態は全体的に赤みを帯びた状態になります。酷い方は本当に真っ赤な状態なります。
正常な舌の色はこちら

3.出血の状態

血熱による不正出血の場合はまず出血の際に深紅色という赤みが強い色の出血が起きてきます。また、出血量も比較的多くなりがちです。

上記の3つのポイントは比較的ご自身でも鑑別しやすいかと思いますので、是非チェックしてみて下さい。
※ただし、実際にはこれだけでは判断はできませんので、参考程度にお願い致します。

鍼灸治療ではどうやって治療するの?

治療はそれほど難しいわけではありません。
熱を持っている状態になるため、この熱を取っていく治療をすれば自然と不正出血は止まります。
鍼灸治療の場合は「清熱涼血」という治療法を行なうために三陰交や血海などのツボを使用します。

セルフケアは?

第一にしっかりとストレスを発散することが大切です。
また、食生活においては体の熱を取ってくれる食べ物を食べるようにしましょう。例えば夏野菜であるトマト、きゅうり、なすなど。また、苦味のある食べ物も体の熱を冷ます性質があるため、ゴーヤなどもお勧めです。
逆に控えなければいけないのは飲酒や脂っこい食事や辛い食べ物(唐辛子、コショウ、山椒)、生姜、にんにくなど。

まとめ

1.ストレスによる不正出血は体に熱がこもることにより血熱という状態になるために起きる。
2.血熱を見分けるポイントは脈の速さ、舌の色、出血の色。
3.セルフケアはストレス発散とともに、体の熱を冷ます食べ物を摂るようにする。

Share

関連記事

歯科で原因不明とされた右上奥歯の痛み 43歳 女性

今年の春から突然左上の歯に痛みがでたため、かかりつけの歯科医にいったところ色々な検査をするも何ら悪いところが見当たらないため、痛み止めと、抗生剤をもらい服用すると一旦は治まる。 先週から今度は右上の奥歯に痛みが出たため、[…]

[» 続きを見る]

内装工事〜完成までもう少し〜

内装工事が始まり2週間が経過しましたが、現在は壁を張っている最中です。この壁貼り作業も明日には終了する予定です。 明日は候補に挙がっているクロスとフロアタイルを実際に壁や床に当てて選んでいきます! また、明日はNTTの現[…]

[» 続きを見る]

高温期が短い理由は黄体機能不全かも【鍼灸治療の症例もご紹介】

あなたの基礎体温は高温期が14日続いていますか?または高温期にも関わらず低温期の体温までガクッと下がることはありませんか? こういった基礎体温は少し問題があり、不妊の原因となっている可能性があります。 一体どのような問題[…]

[» 続きを見る]

脱毛症の症例

40代男性。 難聴のためステロイド剤を使用してから脱毛が始まるが、仕事が忙しくストレスもかなりある。 肝鬱化火証として治療を開始。 ストレス→気の停滞が長期に渡り熱が発生→熱により頭皮の水分がなくなる→脱毛が発症※乾燥し[…]

[» 続きを見る]

当院の治療内容のご紹介

当院の治療法をご紹介します。   【はり治療】 ツボと言われる経穴に鍼を刺していきますが、どこに刺すかは脈や舌、お腹の状態で変わってきます。 おそらく大半の方が想像しているような治療法とは違っており、肩こりだか[…]

[» 続きを見る]