東洋医学で考えるかゆみの原因

花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の症状の1つとして現れる「かゆみ」。
実はこの痒みが起きるメカニズムというのは現代医学では分かっておりません。
ただ1つ分かっているのはかゆみを引き起こす物質に関してです。
その物質が皮膚に存在する肥満細胞という細胞に含まれる「ヒスタミン」という物質が放出されることにより痒みが起きるということです。
そのため、かゆみ止めの薬には「抗ヒスタミン」という物が含まれています。(チェックしてみてください。)

ではこのかゆみに関して東洋医学ではどのように考えるかです。
東洋医学では「熱邪」、「湿熱邪」、「血虚」が原因で起こることが多くなります。

ヒスタミンの話に戻りますが、このヒスタミンというのは炎症が起きた時に放出されます。
熱邪や湿熱邪というのは一種の炎症が起きているようなものとも考えられます。
そして、熱というのは「炎上」という上に行く性質があるため、比較的身体の上半身にかゆみを引き起こします。

【補足】
・秋の花粉症で喉がかゆくなるのは、秋は肺に問題が起こりやすい時期。
喉は肺の入り口になるため、肺が熱を持つことにより喉にかゆみが起こります。

・春の花粉症で目がかゆくなるのは、春は肝に問題が起きやすく、感覚器の中で肝と最も関係が深いのが目になります。そのため、肝が熱を持つことにより目にかゆみが起こることになります。

湿熱邪の場合は下半身、中でも陰部にかゆみが出る方が多くなります。

血虚によるかゆみというのは乾燥肌によるかゆみになります。
そのため、このようなかゆみには抗ヒスタミンはあまり効果がないため、保湿をしっかりと行うとともに、血を補うように肉や魚、レバー、緑黄色野菜、乳製品を摂るようにしましょう。

Share

関連記事

繊維筋痛症とは?

名古屋の鍼灸師・蓬祥鍼灸院の長谷川です。 繊維筋痛症という病名を聞いたことがあるでしょうか? 最近ですと、アメリカの人気アーティストであるレディー・ガガがこの病気になってしまったことをSNSを通して発表しています。 この[…]

[» 続きを見る]

妊娠しやすい体作り~食事編~

コンテンツ1 妊娠しやすい体とは?2 妊娠しやすい体作りのための食事とは?2.1 薬食同源とは?3 これを食べると妊娠できるという食材はない!しかし、個々の体質ごとにお勧めの食材はあり!4 過度の脂質制限してませんか? […]

[» 続きを見る]

どう決める?不妊治療のステップアップのタイミング

コンテンツ1 不妊治療のステップアップについて2 ステップアップのタイミングはどう決めるの?3 ステップダウンという選択肢 不妊治療のステップアップについて こんにちは。 名古屋の蓬祥鍼灸院の長谷川です。 ここ最近は暖か[…]

[» 続きを見る]

鍼灸と健康保険

今回は鍼灸治療と健康保険という業界のお話です。 まず鍼灸治療において健康保険が使用できるかどうかと言うことですが、答えは「Yes」です。 しかし、どこの鍼灸院でも健康保険が使用で知るかどうかと言うと答えは「No」になりま[…]

[» 続きを見る]

顎関節症の症例

40代女性 1週間ほど前に食事をしている際に左側の顎に痛みが起きる。 歯科医に行くと顎関節症と診断される。 顎関節症は20代の頃にも発症したことがあり、当時は名古屋へ引っ越してきたことによるストレスから発症。当時は歯ぎし[…]

[» 続きを見る]