基礎体温表をつけていて、排卵日付近で1度体温が下がり高温期に入った!
その後も高温期の体温はしっかりと維持していた。っと思ったら1日だけ体温が下がってしまった・・・という経験はないでしょうか?
これでは妊娠は難しいだろうな・・・
高温期に体温が低下してしまうとおそらくこのように思われてしまう方が大半ではないかと思います。
しかし、高温期に体温が「1日だけ」下がるのであれば、もしかすると妊娠の兆候かも?
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妊活中の方はまずは基礎体温を付けてタイミングを取っているかと思いますが、基礎体温の状態は非常に気になるものです。
毎日規則正しい生活を送り、毎日決まった時間に起きて体温を測る必要があるため、高温期に体温が下がってしまうと気持ちも落ちてしまう方もいるかと思います。
しかし、高温期に1日だけ体温が低下するのは「インプランテーションディップ」という現象になり、妊娠の兆候の可能性があります。そのため、気持ちを落とすのはちょっと待ちましょう。
ではこのインプランテーションディップとはどのようなものなのか?
インプランテーションディップとは高温期に入った後に一時的に体温低下が起きる現象で、受精卵が子宮内膜に着床したために起きると言われています。
そのため、体温低下が起きるのは高温期の7~10日目頃になりますが、人によっては2回下がることもあるようです。
また、体温の低下する日数は1日なるため、2日連続で体温が低下してしまう場合はインプランテーションディップではなく、別の疾患が原因の可能性があります。
高温期の体温低下が2日連続で起きた場合はインプランテーションディップの可能性よりも黄体機能不全という病気の可能性があります。
では、黄体機能不全とインプランテーションディップの違いはというと黄体機能不全ではこういった特徴があります。
この現象が見られたからといって妊娠が確定したわけではありません。
あくまでもこの現象が現れた場合は「受精卵が着床した」ということになります。
妊娠が確定したかどうかはやはり妊娠検査薬や病院での血液検査などを行う必要があります。
喜んだのも束の間、結局生理が来てしまうということも充分ありえますし、基礎体温がしっかりはかれていないという可能性も否定はできません。
この現象が妊娠した方のどのくらいの割合で起きるのかが疑問に思われる方もいるかと思いますが、正直この現象がどのくらいの割合で起きるのかは分かりません。
当院には不妊治療のために来院される方が多くいらっしゃいますが、治療により妊娠した方の中でもインプランテーションディップと思われる体温低下が起きた方もいれば、起きていない方もいらっしゃいます。
感覚的にはどちらかと言うと体温低下が見られない方の方が多いかもしれません。
そのため、あくまでも受精卵が着床したお知らせという気持ちでいるようにしましょう。
インプランテーションディップは医学的には解明されていない現象になりますので、あくまでも参考までにしておくことが無難になります。
まずは体温の測り間違いの無いように毎日同じ時間にしっかりと測るようにしましょう。測り間違いはない!っと自信のある方は少しだけ期待して待ってみましょう。
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