生理痛の原因は東洋医学ではどのように考えるの?

生理痛は東洋医学ではどのように考えるか?

生理痛の原因は主に東洋医学では気の滞り、瘀血(おけつ)、気血両虚、寒邪による冷えなどにより起きるものと考えられます。
東洋医学では痛みが出る原則として、「不通則痛」、「不栄則痛」という考え方があり、この痛みが起きる原則は生理痛に限ったことではなく、痛み全般に言えることになり、前者は実症という比較的激しい痛みが起きるのが特徴で、後者は鈍痛が特徴になります。

不通則痛とは?

通ざればすなわち痛む。
ストレスや冷えなどにより身体の中を巡っている気血の流れが悪くなるために痛みが起きること。
個人差はありますが、痛み方は激しい痛みになることが多くなります。
生理前または初日に痛みがあり、生理が終わると身体がすっきりする場合はこちらが原因となります。

不栄則痛とは?

栄ざればすなわち痛む。
身体にとって必要な気血が不足することにより痛みが起きることで、虚弱体質が原因になります。
激しい痛みではなくうずくような痛みや鈍痛が特徴になります。
生理痛は月経中~月経後に下腹部に痛みが起きてきます。

あなたはどのタイプの生理痛?

気滞

普段からストレスをためており、生理前に胸の張りや下腹部の張りがある。
生理初日にかけて下腹部に張痛があり、生理が終わりがけになると痛みはなくなる。
下腹部を温めると痛みは楽になる。

瘀血

生理痛は締め付けられるような痛みや刺されるような痛みがある。
また、月経血に血の塊が出たり、月経血が暗紅色や赤紫色。

気血両虚

生理前よりも生理後半からうずくような痛みが下腹部にあり、身体もしんどくなる。
月経血は鮮紅色で月経量も少なめ

冷え(寒邪)

生理痛が寒い時期になると痛みが増す。
温めると痛みが軽減する。

まとめ

東洋医学では一言に生理痛といっても色々なタイプがあります。
一般的には三陰交というツボが生理痛には有効と言われていますが、このツボでは効果がないことも多々あります。
まずはご自身の生理痛が
・いつ頃から痛みが出るのか?
・どんな痛みか?
・月経血の状態は?
・どうすると楽になるのか?※薬以外で

この辺りをチェックした上で、どのタイプなのかを判断してみてください。

Share

関連記事

心の病の原因は身体にある

現代社会の代名詞ともいえるのが「ストレス」ですが、このストレスが原因でうつ病やパニック障害などの心の病を発症してしまう人が現代では急増している。 心の病を発症すると心療内科や精神科で抗不安薬や精神安定剤、睡眠薬、最近では[…]

[» 続きを見る]

治療にあせりは禁物

今抱えている体の不調がなかなか改善されないと不安になり、あれこれと治療を試している方は多く見られます。 まずは病院での治療を受け、だめなら漢方や鍼灸という選択を取られる方が多いのですが、中には治療院を転々として見える方も[…]

[» 続きを見る]

東洋医学の病気の大まかな分類

東洋医学では病気を大まかに分類すると2つに分類することができる。 それが、「実証」と「虚証」。 この2つは身体における正気と邪気の盛衰の状況を反映したもので、正気が不足した状態であれば虚証、邪気が盛んであれば実証として現[…]

[» 続きを見る]

アトピー性皮膚炎と食事

こんにちは。 名古屋の蓬祥鍼灸院の長谷川です。 当院でもご相談が多い皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎ですが、中にはとても食事に気を使っている方も多くいらっしゃいます。 アトピーに良くない食べ物としては ・乳製品 ・チョコレ[…]

[» 続きを見る]

不妊治療の助成金制度

病院での不妊治療となると非常に高額になりますが、経済的な負担を少しでも軽くするために助成金制度が存在します。 しかし、一定の条件があり、夫婦合算での所得が730万以下の夫婦になります。 そして、この助成金制度が昨年の平成[…]

[» 続きを見る]