腰痛は肩こりと並び、鍼灸治療を受けるきっかけとなる痛みの疾患になります。
そのため、鍼灸治療と言えば肩こり、腰痛というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際にどのように治療をするかは治療院によって違います。
当院の腰痛治療の特徴は以下のようになります。
実際に当院で行った腰痛治療の症例をご紹介していきます。
仕事でトラックから下ろした荷物を持ち上げたところぎっくり腰を発症。
当日はそのまま仕事を早退し、自宅にて安静にしていると痛みは徐々にではあるが引いてきた。
痛みは腰椎の左側に痛みがあり、前屈、左側倒で痛みが増す。
ぎっくり腰は今回が初めてではなく、20代前半から覚えているだけでも2ケタは起こしている。
脈は浮緊でやや数
舌は淡紅・白じ苔、舌下静脈の怒張あり
左合谷に熱感があったため、3番鍼で10分置鍼すると、脈も落ち着き、舌下静脈の怒張も消失。
腰の痛み:4 ⇒ 1
原因は簡単に言うと「風邪」ですが、病気のカゼではなくて「風という邪気」が人体に侵入したこと。
ご本人も喜んで帰宅されました。
左側の腰に痛みがあり、仕事中に常に張るような痛みがあるが、休日になると痛みは多少楽になる。
管理職に就き、責任ある立場にあり休みの日でもお店のことが気になってしまう。
【弁証:肝鬱気滞証】
空間診:右上の前への気の偏り
治療:百会右へ3番鍼で15分置鍼。
ペイン指数(1番痛い時を10):治療前7 ⇒ 治療後2
この空間診の凄いところはたった1本の鍼で、それも患部とは全然関係ない場所に鍼を刺して治療できてしまうところ。ただし、残念ながら全ての方がこの方法で治療できるわけではありません。
空間診は頭・お腹・背中・手・足のツボを診ていき判断しますが、気の偏りが一致しなければいけないというルールがあります。
ただ、空間診での治療ができなくても、基本となる弁証配穴での治療が可能なためご安心下さい!
慢性的な重だるい痛みを伴う腰痛があり、雨天や曇りの日に症状が酷くなり、このような天気には確実に頭痛が起きる。
今までに鍼を受けたことがあり、楽にはなっていた。
現在の痛みは前屈で痛みが増し、10段階で9。
湿困脾土、腎虚と考えて左足三里と右太ケイに15分置鍼。
その後、両側の足三里にお灸5壮。
治療後は9→1
その後1週間後に来院された時も腰痛、頭痛ともにほとんどなし。
雨天や曇りの日、梅雨の時期に不調が現れたり、悪化する場合は体の中に溜まった不要な水分が原因となります。
日曜日に自宅にて衣装ケースを持ち上げたところぎっくり腰を発症。
痛みが強いためあまり時間をかけたことはせず、脈診、舌診、腹診を行い手早くツボの状態を確認。
空間診にて左上横の気の偏在によるぎっくり腰と考え、左後谿穴に針を一本打つと、直後から痛みが消失。
ぎっくり腰にはやはり鍼治療が最高の治療法ではないかと思います。
化粧品会社で働くようになってから腰痛が出るようになり、マッサージやエステなどに時々通っていたが、なかなか良くならないために、自宅の近所の当院へ来院。
現在の職場でのストレスはかなりあり、店長を任されるており休日でも電話がかかってくることが頻繁にある。
腰痛以外にも頭痛や生理痛、ニキビなどあり。
【弁証:肝鬱化火、右上横の気の偏在】
職場でのストレスにより気鬱化火したことにより腰痛だけではなく、頭痛や生理痛、ニキビなどができている状態。
治療は百会1穴のみで行い、その場で腰痛は楽になる。
治療ペースは週1回で行い、2回目の治療後に生理が来るが生理痛や頭痛などは殆どなかったため、5診で治療は終了。
腰の痛みがあり、整形外科に行くと軽度の腰椎椎間板ヘルニアと診断。
半年ほど前に出産をしてから腰に痛みが出てきており、その他体力の低下や若干の尿漏れがある。
春先になると花粉症により目が痒くなる。
【弁証:腎虚による腰痛】
出産により生殖器や腰と関係が深い腎に負担がかかったことが原因で起きた腰痛と考え、治療は補腎を目的として太ケイ穴のみ使用。
脈力が増したが、治療後は腰の痛みは不変。
1週間後に再来院して頂くと、治療後2~3時間後には痛みがなくなったが、先週ほどではないがまた痛みが出てくる。
以後同施術を3回行ない終了。
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