腰痛の同病異治

多くの方が抱える悩みである腰痛。
この腰痛も東洋医学的に体を診ていくと色々な原因によって痛みが起きている。

①40代 男性
デスクワークをしており、ほぼ1日中PC作業を行い、残業は当たり前。
現在は仕事は落ち着いている時期であるが、腰痛が起こり出だした当時はかなり仕事が忙しく、休日出勤もあった。
非常に気を使う性格。
現在のペイン指数は10。

肝鬱気滞症による腰痛と考え、左合谷に3番鍼で10分置鍼。

治療後に脈が落ち着き、ペイン指数は1~2。
1週間後に再来院して頂くと、翌日に野球をやっても腰の痛みはなかった。
同施術を行ない終了。

②30代 女性
腰の痛みがあり、整形外科に行くと軽度の腰椎椎間板ヘルニアと診断。
半年ほど前に出産をしてから腰に痛みが出てきており、その他体力の低下や若干の尿漏れがある。
春先になると花粉症により目が痒くなる。

腎虚による腰痛と考え、左太ケイに2番鍼で20分置鍼。
脈力が増したが、治療後は腰の痛みは不変。
1週間後に再来院して頂くと、治療後2~3時間後には痛みがなくなったが、先週ほどではないがまた痛みが出てくる。
以後同施術を3回行ない終了。

同じ腰痛でも発症機序の違いや、腰痛以外の随伴症状などで腰痛の真の原因が分かってきます。
男性は肝鬱気滞証というストレスが原因となって発症した腰痛なのに対し、女性は出産により腎という部分にかかった負担が原因で起きた腰痛になります。
ただただ、腰が痛いから腰に打っているだけでは対症療法であり、痛み止めの注射を打つのとなんら変わりありません。

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