顔面神経麻痺について

【顔面神経とは?】
脳から出入りする左右12対ある末梢神経のうちの1つである、第7神経。
顔面神経は感覚、運動、副交感神経を司っています。
そのため、顔面神経には顔面の筋肉を動かす、顔の感覚、唾液を分泌するなどの働きがあります。

【どんな病気か?】
顔面神経麻痺が起きると多くは片側で、閉眼ができない(まぶたを閉じれない)、口がゆがむ、額のシワ寄せができなくなる、口笛がふけない、頬を膨らませられない、口角が下がる、耳痛などの症状に加えて、味覚障害や涙が出てくるなどの症状が出てきます。

【顔面神経麻痺の原因は?】
原因はヘルペスウイルスと言われているが、真の原因は不明とされています。
人口10万人に当たり30人前後の罹患率であり、男女差はほぼなく、30~40代に発症しやすいとされているが、どの年代でも発症する可能性があります。

また、顔面神経麻痺には2種類あり、80%はヘルペスウイルスが原因とされるベル麻痺となり、残りは帯状疱疹ウイルスが原因とされるラムゼ・ハント症候群と言われます。

【治療はどのように行なわれるか?】
発症後からステロイドを使用。その他、顔面筋のマッサージや低周波治療などを行うが、発症直後は安静が第一となり、外出も控える必要があります。
経過はベル麻痺の方が良く、数週間から数ヶ月で自然治癒することも多いが、ラムゼ・ハント症候群では予後が悪く、顔面筋に不全麻痺を残すこともしばしあります。

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