日本人の有給消化率

先日の治療中の患者さんとの会話。

「来月、仕事休んで旅に出ます。」という患者さんからのちょっとした報告があり、「有給ですか?」と聞くと、「もちろん!」という返事。

そこで疑問に思ったのが、日本人はどれぐらい有給を使っているのかということですが、そのことも会社員である患者さんに聞いてみたところ、「日本人は有給をとらない人が多い、というより仕事が気になって取らない人が多いと思います。」とのこと。

この回答に「なるほどな!」と思ってしまった私もやはり間違いなく日本人気質があるんだと思いました。

 

では実際にどの程度の人が有給を取っているのかを調べたところ、意外なことも分かりました。
会社で働いている方の中には自分の有給支給日数を知らないという方がなんと53%もいるということ!
このデータは2015年のものになりますが、この数字はダントツで世界1位となっており、2位の韓国でさえ23%になっているため、どれだけ日本が突出しているかが分かるかと思います。

また、実際の有給消化率では日本は世界ワースト2位の60%となっておりますが、昨年の2016年では見事にワースト1位になったそうです。

この数字を見る限りでは意外と有給を使っている方がいるんだなという感想ですが、中には取りたくても取れない環境・・・という方もいらっしゃるようで、
・上司に怒られる
・昇進に響く
・会社の仲間に対する罪悪感
・仕事が気になる
・そもそも人手不足で取りたくても取れない
このような理由から有給を取れない方もいらっしゃるようです。

業績だけではなく、どれだけ頑張ったか、「どれだけ耐えたか」というのも昇給、昇進に関係してくるという日本の悪い風習です。
政府の目標は有給消化率70%を目標としているようですが、この数字に到達するためには、社会が変わる必要があるのは言うまでもありません。
また、このような理由から過労による精神疾患を発症する方が多いということもうなずけます。

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