喘息とは白血球の一種である好酸球やリンパ球を主体とした気道の炎症であり、都市部に多く発症しやすく、近年では増加傾向にある呼吸器疾患になります。
症状は咳や痰、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や呼吸困難などがあります。症状は発作的に出る方もいれば、常に息苦しいという方もいます。

【喘息発作の起きやすい時間帯や時期】
また、発作が起きやすいのは夜間から早朝になりますが、これは自律神経が影響するためになります。
呼吸筋は自律神経により支配されており、
交感神経が働く→呼吸筋が緩む
副交感神経が働く→呼吸筋が収縮する

運動している時は交感神経が優位になり、より多くの酸素を体内に取り込まなければいけないため呼吸筋が緩みます。逆に夜~早朝は副交感神経が優位になり体がリラックスした状態になるため呼吸筋が収縮します。そのため夜間~早朝になると発作がおきやすくなります。
また、季節の変わり目や風邪を引いた時、過労や過度なストレスを受けた時なども発作がおきやすくなります。

 

【喘息の種類と原因】
①アトピー型(外因型)
②非アトピー型(内因型)
上記の2パターンに分類され、多くは①のアトピー型になります。

気管支喘息の多くはアトピー型になるため、ハウスダスト、カビ、ペットなどのアレルゲンや都市部においては大気汚染などが関係してきます。

非アトピー型には
・咳喘息
・職業性喘息
・運動誘発性喘息
などがあります。

「咳喘息」
咳嗽のみで痰や喘鳴を認めない喘息もあります。
咳喘息はストレスが原因で発症することが多いため、発熱や鼻水など風邪の症状がないにも関わらず2週間以上咳が出続ける場合は1度病院で診てもらうようにしましょう。

「職業誘発性喘息」
ある職業により扱う特定の物質にアレルギー反応を表し、その物質を吸入することで発症する喘息。アレルゲンは多岐にわたる。

「運動誘発性喘息」
喘息を持たれている方が運動後に発症する喘息で運動後の数分後から発作が起きるが数十分ほどで発作がおさまります。喘息症状が酷い方ほど発作を起こしやすいという特徴があります。

【喘息の治療】
喘息の治療は主にステロイド吸入薬が中心となります。
吸入薬を使用することで狭くなった気道を広げることで発作時の症状を軽減することができます。メリットとしては非常に即効性がありますが、その反面、根治にはいたらないことがデメリットにもなります。
現代医学での喘息治療は「治す」というよりも「うまくコントロールする」といった方が正しくなります。

【喘息に対する鍼灸治療】
喘息に対する鍼灸治療は経験上、非常に効果的であるといえます。
喘息の患者さんに対して鍼灸治療を行うと「呼吸が楽になった」と言われることが多々あります。中には発作が起きている状況の中で治療を行うと治療前が嘘のように咳がピタリと止まってしまう方もいらっしゃいます。

西洋医学では喘息は呼吸疾患になるため、肺の問題と捉えられますが、東洋医学から喘息を考えていくとその原因は多岐にわたり、必ずしも「肺」の問題とは言い切れません。
東洋医学では喘息は以下のような体質により起こります。
・肺気虚
・痰湿阻肺
・肝気犯肺
・脾虚湿盛
・腎虚
東洋医学は非常に独特な考えの元、治療を行っていきます。また、しっかりと個人の体質を見極めて治療を行うことで現代医学では治癒が難しい喘息も改善可能になります。
もちろん、治療だけ受けていれば言い訳ではなく、ご自身での生活習慣の改善も必要ではあります。
喘息を本気で克服されたい方は是非鍼灸治療をお試し下さい。

 

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