なかなか妊娠できないから婦人科を受診すると子宮内膜が薄いことを指摘され、どうやったら改善できるか知りたい方へ。
受精卵が着床するためには子宮内膜は一定の厚さが必要になるため、内膜が十分な厚さみがなければ不妊の原因となってしまいます。
本記事では子宮内膜は鍼灸治療で厚くすることができるということ、セルフケア、原因、子宮内膜が薄いとなぜ妊娠しづらい理由などについて解説しております。
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子宮内膜が薄いと不妊の原因となってしまいますが、このお悩みは鍼灸治療でも改善することが可能となります。
当院でもこれまでに改善した症例を持っておりますので、この経験から以下3点に絞ってお話をしていきます。
鍼灸治療を行うと血流が改善されるというのは有名な話ではあります。
そのため、子宮内膜が薄い方に対しても骨盤内の血流を改善するための鍼灸治療を行うことで内膜の厚さが改善してきます。
また、骨盤内の血流を改善するためにはきわどい部分やお尻などに鍼を刺す必要があるのかと言えばそんなことはありません。
治療院によってはこういった部分に鍼を刺す治療法を行っていることは事実としてありますが、当院では基本的に手足、頭部、背中にあるツボを使って治療を行ってきます。
当院での治療ペースや改善までの期間は上記のようになっております。
内膜は生理周期により厚さが変化しますが、生理から排卵日にかけて厚さを増していくため、特にこの期間の治療が重要になってきます。
そのため、場合によってはこの期間に週2回の治療を行うこともありますが、ケースバイケースとなります。
子宮内膜の厚さを改善するためには鍼灸治療で改善することは可能ですが、やはり+αで自身でのセルフケアも重要となります。
【行うべきセルフケア】
どれも基本的なことですが、現代人では意外とできていなかったり、やらないといけないと分かっていても、何かしらの理由を付けてやらない方が多いのではないでしょうか?
少しでも早く改善させるためにも、鍼灸治療の効果を維持させるためにもセルフケアは重要になります。
【子宮内膜を厚くするためのおすすめのツボ】
子宮内膜が薄い状態になってしまう原因は主に2つあります。
子宮内膜が薄い原因は第一にホルモンバランスの乱れが考えられます。
子宮内膜を厚くするために必要なホルモンは「エストロゲン」という女性ホルモン、さらに排卵日以降は「プロゲステロン」という女性ホルモンが内膜の厚さと関係してきます。
この2つのホルモンのうちエストロゲンが子宮内膜を厚くさせるためには重要なホルモンとなりますが、内膜が薄いということはこのホルモンの量が不足しているということになります。
また、排卵誘発剤であるクロミッドを服用することで、副作用として内膜が薄くなってしまうことがあります。
ホルモンバランスの乱れ以外には子宮内部(骨盤内)の血流不足が原因となりえます。
ホルモンは血液により運ばれるため、しっかりと子宮に血液が送られなければいけません。
しかし、ストレスによる自律神経の乱れや冷えなどにより血流が悪くなることで子宮内の血流が悪くなることで、十分な血液が子宮に送られなくなってしまいます。
そもそも子宮内膜が薄いとなぜ妊娠しづらいかをご存じでしょうか?
その理由についてご説明していきます。
子宮内膜が薄いと妊娠しづらい理由は受精卵の居心地が悪く着床しづらいためです。
子宮内膜というのは受精卵にとってベッドだと思ってください。
多少の好みの問題はありますが、多くの方はフカフカで寝心地がよいベッドを好むと思いますが、これは受精卵も同じことが言えます。
受精卵にとっても厚みのあるフカフカのベッドの方が居心地が良いため、薄い内膜では着床しづらくなってしまいます。
受精卵が着床・妊娠するための理想の内膜の厚さは2桁になります。
つまり、10ミリ以上あると理想的な子宮内膜の厚さと言えますが、8ミリでもギリギリ大丈夫と言われています。
逆に8ミリ以下の場合は内膜が薄いということになり、妊娠しづらいということになります。
子宮内膜が薄いというお悩みを持たれている方は意外と多いかと思いますが、もちろん病院で薬を使用した治療でも改善することは可能となります。
しかし、中にはあまり薬を使用したくないという方もいると思いますが。
こういった方には鍼灸治療でも改善することが可能であるため、選択肢として考えていただければと思います。
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