不妊症の原因は様々ありますが、子宮内膜の厚さも不妊症との関連があります。
子宮内膜は受精卵が着床する場所であり、8mm以上(理想は10㎜以上)の厚さが着床するためには必要とされていますが、内膜が薄いと着床が上手くいかないために不妊症の原因となってきます。いわゆる着床障害による不妊症ということになります。
寝る時のことを考えてみてください。敷布団1枚よりもその下にマットを敷いた方が寝心地はいいと思います。そのため、受精卵が着床するためにも適度な厚みが必要となってきます。
子宮内膜が薄くなる原因は第一にホルモンバランスの乱れ。
排卵日以降に内膜の厚さが8mm以上必要になってきますが、排卵前に子宮内膜を厚くするのが「エストロゲン」という女性ホルモン、さらに排卵日以降は「プロゲステロン」という女性ホルモンが内膜の厚さと関係してきます。
この2つのホルモンがしっかりと分泌されないと子宮内膜がうまく増殖しなくなります。
また、排卵誘発剤である「クロミッド」の副作用として子宮内膜が薄くなってしまうこともあります。
ホルモンバランスの乱れ以外には骨盤内の血流不足や冷えも原因となりえます。
ホルモンは血液により運ばれるため、しっかりと子宮に血液が送られなければいけません。
・自宅でのお灸
・バランスの良い食生活
・ストレスを溜めない
・体(特に下半身)を温める
・運動
子宮内膜を厚くするためにはまずはホルモンバランスを整えることが大切です。
そのためには、バランスの取れた食事は必須ではありますが、女性ホルモンは脂質を元に作られるため、良質な脂質も取る必要があります。青魚やオリーブオイル、ごま油などがお勧めです。
また、ホルモンは自律神経系により調節されるため、ストレスを溜め込むのも良くありません。しっかりとストレス対策も行ないましょう。
自宅でお灸をする場合は「三陰交」や「関元」というツボがお勧めになります。
関元:へその下から指4本下
三陰交はこちらを参照
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