便秘の症例

20代 女性

就職を期に一人暮らしをはじめた途端に便秘になる。
仕事のストレスもあったが、それ以上に自宅のユニットバスに抵抗があり、トイレは我慢してコンビニや職場でするようになる。
就職するまでは毎日出ていたが、旅行などで生活環境が変わると便秘にはなっていた。
1人暮らしを2年、その後は実家から通うようになるが便秘は改善されず、現在は酸化マグネシウム(非刺激性の便秘薬)を服用して週2~3回の排便がある。

【舌診】淡白舌、舌先紅刺
【脈診】沈弦有力
【腹診】臍周囲の硬結の硬結

【弁証】肝鬱気滞証

【考察】仕事やユニットバスに対する精神的ストレスにより気滞が生じ(自律神経系が乱れ)、大腸の働きが悪くなったために起きた便秘。
そのため、気の流れを良くすることを治療の目的とする。

【治療】左天枢に5番鍼、右足三里に3番鍼で25分置鍼

治療当日から薬の服用を止めたが、翌日の朝に排便があり、1週間通して毎日時間にズレはあるものの毎日排便あり。
以後も同様の治療を週1で計6回継続するとストレスがかかると時々でないことはあるが、ほぼ毎日出るようになる。
現在も体調管理のため月2回の治療を継続中。



プロフィール
【取得資格】
はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】
小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にてはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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