不妊とアトピーの異病同治

30代女性

3年前に結婚し、数ヵ月後に自然妊娠するも8wで流産。
その後は1度も陽性反応が出ず、昨年から婦人科を受診し血液検査をするも特に問題は見つからないため、クロミッドとタイミング方による治療が開始。

アトピーは高校生の頃に発症し、当時は朝食に菓子パンを毎日食べていた。
その後は症状は落ち着いていたが、昨年から仕事の関係でパンをよく食べることがあり再発。
痒みは夏場、入浴後、パンや脂っこいもの辛いものを食べた時、アルコールで悪化しやすく特に夜間に痒みが増す。酷い時は痒みで寝られないこともある。
逆に冷やすと痒みは多少は楽になる。

その他、汗をかきにくい、夜間に足が火照る、基礎体温表ではやや高温期が短い。

【脈診】沈弦滑で尺位が弱脈
【舌診】淡紅色、舌辺に白苔、舌先~辺にかけて紅刺
【腹診】胃土の邪
【弁証】肝腎陰虚証、湿困脾土証
【治療】
・1~5診は左照海穴を中心に治療を行うが、ご主人に「歯ぎしり」を指摘されたため4診目から左内関を追加。
痒みと歯ぎしりは治まる。また、生理予定日を過ぎても生理が来ないため検査薬を使用すると陽性反応が出たため、翌週に病院を受診するも今回は子宮外妊娠。

・6~12診
左照海、右豊隆or左足三里

・13~24診
左照海、左太衝
子宮外妊娠のためオペをしたことで月経周期、基礎体温が乱れてしまったたため、これらを戻すための治療を行なう。
アトピーは15診目頃から皮膚の赤みが引き、痒みも治まり、基礎体温も安定してくる。

・25~35診
上司が変わり、仕事の進め方も変更になりかなり細かいことまで行なわなければならなくなりストレスから基礎体温が乱れ、また痒みも増す。
肝鬱化火証と考え、百会・後谿・太衝穴の反応を見ながら治療を行う。

・36~39診
左照海。左太衝
37診頃に突然吐き気がくる。その後、生理予定日を過ぎても生理来ないため検査薬使用すると陽性反応あり。
病院で胎嚢を確認。

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