鍼灸治療を受けたことがある方は経験しているかもしれませんが、鍼を刺すと「ズン」した感覚が起こります。
これは得気といわれます。
別の言い方では響きとも言いますが、これは鍼治療を行う際に患者さんが感じる感覚になり、鍼を刺した場所や少し離れた部分にまで起こる現象になります。
得気には
1.酸:だるい感じ。
2.脹:脹れるような感じ。
3.麻:しびれる感じ
4.重:重い感じ
このいずれかの感覚が患者さん側に起こります。
鍼灸治療が初めての方はこのような感覚が起こると「痛み」と捉えますが、痛みとは違う感覚になります。
中国ではこの得気を非常に重要視しており、この感覚がなければ効いていないと患者さんが言うほどです。
では僕の治療ではというと、得気は重要視しております。
初めての方でも大丈夫な方は大丈夫ですが、駄目な方は時々いらっしゃいます。(1/10人ぐらい。)
その時は極細となる0.16mmの鍼を使用して行いますが、この感覚は慣れれば平気になってきます。
僕が初めて鍼灸治療を受けたのが高1の時でしたが、正直この頃は苦手でしたが、今ではこの得気がなければ駄目なぐらいです。
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