呼吸器の問題=肺ではない

呼吸や呼吸器系に問題が起きると「肺」に問題があると考えるのが普通でしょう。
しかし、東洋医学では呼吸器系の問題=肺の問題とは考えません。

確かに肺の問題であることは多々あるが、そこは東洋医学の不思議な部分でもあり、まったく呼吸とは関係なさそうな臓器の異常で呼吸器に異常が出てくることがあります。

呼吸というのは「息を吸う」、「息を吐く」ことですが、東洋医学では肺はどちらにも関与しているが、どちらかといえば「呼気」の方に関与しており、「吸気」に非常に関与しているのが「腎」になります。
腎には「納気」という働きがあり、「気を納める」、つまり空気を納めるということなので腎がしっかりとしていると肺への酸素の出入りが円滑になり、しっかりとした呼吸が可能になります。
そのため、腎が弱ると呼吸が浅くなり、深く息を吸い込むことができなくなるため、喘息などの呼吸器系の問題も肺だけではなく、腎の弱りも関与していることがあります。

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