現代社会における鍼灸治療の位置づけ

現代社会においては病気の治療=病院(西洋医学)となっていますが、やはり現代社会においては致しかたないことではあります。
多くの方は鍼灸治療が様々な病気の治療が可能だということを知らないはずです。
また、多くの鍼灸師は肩こりや腰痛をメインとしており、内科的疾患の治療を行っていなかったり、できなかったりします。

ただ、病気の治療ができるということを知っている方の中には病院へ行くよりも鍼を受けた方が早く良くなるということで早期に来院してくださる方もいます。
この場合は非常に治療がスムーズに行くことが多く、結果的に早く良くなることが多々あります。

しかし、やはり多くの方は鍼は最終手段と考えている方も多いと感じます。
病院や薬でなかなか良くならない・・・何か他に治療法はないか?鍼灸はどうなんだ?簡単に言うとこのような流れです。
確かに鍼は「痛い」というイメージがあるため、痛がり日本人には敬遠されがちではあります。また、「料金が高い」、「敷居が高い」というイメージもあったりします。
その他にはどこの鍼灸院がいいのか?ですね。

保険に関しては「病気の治療には保険が使えない」という問題があります。(使えるのは肩こり・腰痛・神経痛・リウマチなど)
ただし、保険診療がメインとなると今のように一人ひとりに時間をかけて丁寧に治療を行うということも難しくなります。(病院が1時間待ちで3分診療というのはこのためです。)

・認知度の問題
・鍼灸師の問題
・料金(健康保険)の問題

色々な問題があり、残念なことに現代社会において鍼灸治療の位置づけは低いと考えられます。
しかし、鍼灸治療は幅広い疾患の治療が可能であるということをまずは知って頂きたいと思います。

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