耳鳴りの症例を2つご紹介致します。

①10代 男性
幼少期から内耳炎・中耳炎・外耳炎・耳下腺炎など耳のトラブルが多く、8月初旬に突然右耳の痛みとともに高温の耳鳴り、低音性難聴、回転性(右回転)のめまいが起こる。
耳鼻科にて聴力検査を行なうと全ての周波数で60~65デシベル。
ステロイド剤を使用するも効果なし。
風邪を引き熱が出るとほぼ毎回のように耳鳴りが起こり、現在は運動をすると耳鳴りが酷くなる。
舌先の紅刺がきつい。

弁証:耳周囲の熱の鬱滞

治療:右後ケイに2番鍼で15分置鍼、置鍼後に関衝(薬指の爪の付け根)から刺絡
治療後には耳鳴り9⇒2、難聴10⇒4~5

再度、耳鼻科にて聴力検査
3分法:61.7⇒45.0
4分法:62.5⇒43.8
6分法:61.7⇒44.2

治療は継続中。

 

②50代女性
8月中旬頃から左耳に閉塞寒を感じ、耳鼻科を受診すると低音性難聴と診断。
漢方薬局にて処方された帰脾湯・七物降下湯・鹿茸・葛根・苓桂朮甘湯を服用するが効果なし。
次に処方された加味帰脾湯・半夏白朮天麻湯・桃核承気湯で1週間ほどで良くなる。
9月初旬に友人と電車で1泊2日に旅行に行き、帰宅してから再度耳の閉塞寒と食器のカチャカチャする音が耳に障るようになる。
再度、漢方薬局にて処方された漢方薬を服用するも効果なし。
舌:淡暗色・歯痕あり・薄黄苔

弁証:肝腎陰虚>脾気虚
治療:左照海に3番鍼で25分置鍼。

治療後は耳の閉塞寒消失。

2~3診目
初回の治療2日後に来院されると耳の閉塞寒が再度出てくるとともに、お腹の調子が悪い。
脾気虚(胃腸の弱り)に対して施術を行なう。
左足三里と左陰陵泉に3番鍼で20分置鍼。

耳の閉塞寒消失し、食器の音も気にならなくなる。

 

③40代女性
7月下旬に突然吐き気とめまい、左耳の難聴が起こり気持ち悪くて夜もあまり眠れなくなる。
耳鼻科を受診するとメニエール病と診断。
ステロイドやビタミン剤を服用するも効果なし。

最近仕事が忙しくイライラしがちで、月経前になると過食気味にもなる。
紅舌で舌先~舌辺に紅刺あり。

弁証:肝鬱化火
治療:1~3診は百会(左)に5番鍼で15分。
4診目は左後ケイに2番鍼で15分。

耳鼻科にて聴力も正常になっていたため終了。

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