東洋医学の病気の大まかな分類

東洋医学では病気を大まかに分類すると2つに分類することができる。
それが、「実証」と「虚証」。
この2つは身体における正気と邪気の盛衰の状況を反映したもので、正気が不足した状態であれば虚証、邪気が盛んであれば実証として現れる。
※正気:体力や身体の元気度

【実証】
外邪の感受、または体内の病理産物(瘀血や痰など)によって起こる病的な状態。
正気はほとんど傷つけられていない状態でもあり、比較的病気においての初期(急性期)の状態。
※外邪:風・暑・湿・燥・寒・火など自然界の気候のこと。
一般的なカゼという病気は「風邪」と表記されるが、これは「風の邪気」に身体が侵された状態。

【虚証】
虚証とは正気が虚弱なために現れる病的な状態。
気・血・水・陰・陽・臓腑の虚など様々な虚の状態があり、慢性的な病気の状態であることが多い。
そのため、実証の期間が続いたことにより正気が傷つけられ虚証になることもある。

この実証と虚証の分類は治療を行っていく上で非常に重要な要素になります。
東洋医学の治療原則の1つに「虚実補瀉」があり、これは虚という不足した状態には不足したものを補う治療、実という不要なものが溜まった状態には瀉という取り除く治療を行います。
つまり、虚と実では真逆の治療法になり、同じ病気でも虚証の方と実証の方に別れるということになる。

そのため、虚実の鑑別を間違えれば症状を悪化させてしまう。
同じような分類では「寒熱の分類」も重要になります。

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