東洋医学から診た夏バテ

cf7f57acd2a35ea192c87ef22605ddf9_s

毎日、毎日、毎日暑い日が続く今年の夏。体調はいかがでしょうか?
夏バテになってはいませんか?

夏バテの症状といえば食欲不振、体のだるさ、疲れやすさなどがありますが、一言で言うと『夏の体の不調』ということです。

西洋医学での原因としては
①水分とミネラルの不足
②消化機能の低下、またはれに伴う栄養不足
③冷房による室内と室外の寒暖差による自律神経系の乱れ

東洋医学から診た夏バテの原因は
①脾の弱り
脾とは消化器系のことで、西洋医学での原因と同じ、消化機能の低下した状態となります。
この脾というのは食べた物から気血を作り出す場所であり、冷たい物の過食などで脾が弱ると食欲の低下、そして気血を作り出す機能も低下するため体のだるさや、疲れやすさが出てきます。
また、夏風邪も引きやすくなります。

②湿邪の停滞
湿邪の停滞も脾の弱りが原因で起こります。そして、湿には『重い』という性質があるために、体に湿邪が停滞すると体が重だるく感じます。
また、日本は四方を海に囲まれた島国であり、夏は高温多湿であるため、外から加わる湿邪の影響も受けやすくなります。
症状としては下痢、腹痛、浮腫みなども出てきます。

③陰液の不足
陰液とは体の中の水分や血液のことを言います。
汗を大量にかいたにも関わらず、水分補給ができていないことや寝不足などが原因となります。
足の裏がほてる、寝汗をかく、頭痛などの症状も出てきます。

一言で夏バテといっても症状は人それぞれです。
まずは自分の体をしっかりと分析することが大切です。

合わせてこちらの記事もどうぞ。
夏の養生について

Share

関連記事

ストレスの秘密

ストレスは万病の元などということもあり、ストレスで体調を崩す方は現代ではかなり多いかと思います。 しかし、「ストレスがあった方が良い」と言い切る方がいます。 その人物がスタンフォード大学 健康心理学者 ケリー・マクゴニガ[…]

[» 続きを見る]

眠気③

前回は脾気虚という胃腸の弱りからの眠気のお話でしたが、今回は湿邪による眠気のお話です。 湿邪とは水分の塊でこの湿邪が身体に溜まると色々な症状が出てきますが、眠気が出てくるのも1つの特徴的な症状ともいえます。 まずこの湿邪[…]

[» 続きを見る]

気の流れを良くする食材

気の流れが悪くなる原因の多くは「ストレス」。 ストレスは様々な病気を誘発するため現代社会においてはストレス対策ができるかどうかが非常に重要となる。 気の流れを良くするために一番良いのは運動。 運動をすると血流が良くなるが[…]

[» 続きを見る]

アトピー性皮膚炎の症例

40代女性 幼少期よりアトピー性皮膚炎で常にステロイドを使用してきた。 30歳から5~6年ほど光線療法と鍼で改善するも時々はステロイドを使用。 その後も再発を繰り返していたため、中国から来日されていた漢方医に処方してもら[…]

[» 続きを見る]

足元を暖めよう!

夏らしい夏ではありませんでしたが、9月に入り徐々に涼しくなってきました。 本格的に寒くなる前に冷えについてです。 四字熟語に「頭寒足熱」という言葉がありますが、この言葉の意味は頭を冷やして足を温めるのは健康によいというこ[…]

[» 続きを見る]