kounenki

40代女性。

数年前から更年期障害のような症状と激しい生理痛あったため婦人科を受診し、血液検査をするとFSHが異常に高く更年期障害と子宮腺筋症・チョコレート嚢腫と診断。
子宮腺筋症による生理痛は「ミレーナ」という器具を使用し、生理を止めることで対処。

今年の3月下旬頃から一気に気分の落ち込みが酷くなり、また生理痛のような下腹部痛と不正出血が起きる。
婦人科を受診しホルモン剤(ノアルテン)を服用するがあまり効果がなく、抗うつ剤を勧められるが抗うつ剤はどうしても飲みたくないという気持ちがあり、友人に鍼治療を勧められる。

【現在の症状】
・気分の落ち込み
・眠気
・汗をかきやすい
・めまい
・肩こり
・イライラ
・抑うつ感
・体のだるさ
・胃もたれ
・頭痛
・腰痛
・食欲があるのかないのかよく分からない
・下腹部痛
・不正出血
などなど多岐にわたる。

【その他】
10歳の頃より家庭環境の影響もあり胃潰瘍を発症し、2~3年おきに胃潰瘍を発症。
また、円形脱毛症も過去に2回発症。
花粉症(春のみ)、ストレスによる咳ぜんそく。

弁証:肝脾不和・脾不統血

・右後ケイに2番鍼で15分置鍼。

置鍼中にお腹がグーグーと鳴り出し、空腹感が出てくる。
治療後は気分がスッキリとし、心のモヤモヤ感もかなり改善され、表情も明るくなる。
その他にも首肩の重荷が取れ軽くなり、腰痛もなくなり、一本の鍼で体の状態がとても変化したことに驚きながらも喜んで帰宅。

●2診目
1週間後に来院されると、周囲で少し嫌なことがあり初回と同じぐらいまで気分が落ち込んでいる。
その他としては肩や腰の痛みは多少あるが、下腹部の痛みはほとんどなし。

今回から脾の弱りに対しても施術を行なう。
・百会(右)に5番鍼、右後ケイに2番鍼で15分置鍼。
・うつ伏せで右脾兪に3番鍼で20分置鍼後、脊中と脾兪にお灸を10壮。

治療後は気分が良くなる。

●3診目
1週間後に来院。
前回治療後より気分の落ち込みは全くなくなり、不正出血もピタリと止まる。

・百会(右)に5番鍼、左足三里に3番鍼で15分置鍼。
・うつ伏せで右脾兪に3番鍼で20分置鍼。

●4診目
3日後に来院。
前回の治療後の昼食にカレーうどんををいつもより多めに食べると胃が重だるく痛むようになり、ほとんど食事が摂れないようになった。
舌を診ると「白じ苔」という白い苔がベッタリと付いている。

・左豊隆に5番鍼、中脘に3番鍼で15分置鍼。
治療後胃の不快感消失。

●5診目
4日後に来院。
前回治療後から胃の不調は改善され、食事も普通に摂れるようになる。
気分の落ち込みもなし。

以後は治療間隔をあけていきます。

【考察】
若い頃よりストレスが原因で色々な不調があり、ストレスが原因で脾という胃腸系が弱ったためにうつ症状を発症。
まずは気の流れを良くすることを目的に百会や後ケイを使用し、その後に脾兪や足三里で胃腸を整えることで改善にいたりました。
なぜ胃腸の弱りでうつになるかというと、東洋医学独特の「内臓と感情の関係性」にあります。
脾と関係が深い感情は「思慮」。
つまり考え込んでしまうこと。
脾が弱いために考え込んでしまいうつを発症したということになります。

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