肩こりに対する鍼灸治療の症例集

肩こりに悩む女性

鍼灸治療を受けるきっかけとしては最も多い可能性がある肩こりですが、実際に鍼灸治療ではどのように治療をしていくのか気になる方も多いと思います。

当院では東洋医学をベースに治療をしているため、一般的な鍼灸院での肩こりの治療法とは大きく違うため、実際の症例をご紹介していきます。

40歳女性 肩こり

仕事で長時間のパソコンを使用している。

肩を触ると思わず「うわっ!」っとなってしまうほど肩がガチガチになっている。

肩こり以外にはイライラしやすい・目が充血しやすいなどの症状あり。

脈:弦

舌:紅舌

弁証:肝鬱化火

 

【治療】

1診目:百会・合谷・太衝

百会の時点で肩がとても軽く、筋肉も柔らかくなる。

以後は自宅や仕事の合間にもストレッチをするように指導し、定期的に鍼をしているため肩こりはかなり改善している。

肩こりは現代病と言え、完全に0の状態にするのは難しい部分もありますが、自身で肩のストレッチや定期的に鍼をすることによりいい状態をキープすることができます。

また、当院では肩こりに対しては主に頭のてっぺんにある百会というツボを使用し、患部である肩には鍼を打ちませんが「フッ」っと軽くなります。

そのためお着替えの必要や肩・背中を出す必要がないため女性でも安心して受けていただけます!

 


 

44歳女性 肩こり、頭痛、むくみ、指先の痛みとしびれ

20年ほど前からの肩こりと、1年ほど前から両手の人差し指と中指の第1関節関節に痛みとしびれが出現し、その後指先が変形してきている。
母親も同じように指先の痛みとしびれがあり、痛みとしびれは冬の早朝にこわばりがある。

病院にて関節リウマチの疑いがあるため、血液検査をするも異常なしのため、痛み止めとしてロキソニンを処方されるのみで改善の兆しなし。

肩こりは整体にてマッサージをされるが、かなりの強揉みのため、翌日に揉み返しが起きてしまう。

その他の症状として、めまい・爪が割れやすい・かすみ目・乾燥肌・喉の異物感・耳鳴り・喉が渇くがあまり飲まなくても平気・口内炎ができやすい・腰痛・寝汗・月経先期

舌:淡白舌・微黄苔・舌下静脈の怒張あり

脈:弦数

弁証:肝腎陰虚・熱痺・お血

 

【治療】

百会・曲池・合谷・中渚・復溜・然谷・太衝

治療後、主訴はすべてほぼ消失し、笑顔で帰宅されました。

 


 

40代女性 肩こり 職業:WEB関係

以前から肩こりがあったが、2年ほど前から肩こりが酷くなった実感があり、30分/2,980円の激安マッサージに行っていたが、良くならないために鍼灸治療を希望され来院。

肩こりは冬場や仕事中、悩みが多い時、スマホを診ている時などに酷く感じ、入浴で体を温めたり、スマホをあまり見ていないと多少は楽になる。

その他、生理痛や便秘、熟睡感がないなどあり。

 

【弁証:肝鬱気滞証による肩こり】

仕事によるストレスが原因となり、気の流れが悪くなることで肩こりが起きていると考え、気の流れを良くするため治療は背中の胃兪穴や肝兪穴を使って週に1回の治療を続けていく。

初回の治療後から肩が軽くなり、便秘も解消される。

7診目には肩こりはほぼ感じなくなり睡眠の質も上がり、よく眠れるようになったため、以後は間隔をあけて今もメンテナンスとして月に1~2回継続中。

 


 

20代女性 職業:会社員(派遣社員)

派遣社員として働いているが、職場にきつく当たってくる人がおり、このストレスから肩こりが酷くなる。

肩こりは肩甲骨の周辺に強く感じ、日によっては痛みがある。

その他、目が充血しやすい、イライラすると肩こりがひどくなり頭痛がすることもある、入浴時にのぼせやすいが、入浴後は肩こりは少し楽になる。

 

【弁証:肝鬱化火による肩こり】

ストレスにより気の流れが悪くなり気滞が起き、その後に「気鬱化火」という体の中で「火」が付くことで肩こりが発症したと考えました。

治療は火による熱を取るため百会穴と合谷、または太衝穴などを使い、週1回の治療から始めました。

治療後から肩こりは改善されましたが、職場のストレスは相変わらずあるが、治療を継続することで徐々に改善してくる。

11診目から2週間のペースに帰るが、悪化することはなし。

現在も定期的に治療は継続中。

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