鍼灸と健康保険

今回は鍼灸治療と健康保険という業界のお話です。

まず鍼灸治療において健康保険が使用できるかどうかと言うことですが、答えは「Yes」です。
しかし、どこの鍼灸院でも健康保険が使用で知るかどうかと言うと答えは「No」になります。

また、どんな病気に対しても保険が使えるかというと、こちらも答えは「No」

では、いったいどんな時に保険が適応になるかというと、以下の場合になります。

①頚椎症(むちうちなど)
②頚腕症候群(首や肩、腕にかけての痛みや痺れ)
③五十肩
④神経痛(坐骨神経痛や肋間神経痛・三叉神経痛)
⑤腰痛
⑥リウマチ

簡単に言いますと、痛みや痺れを伴う場合のみ鍼灸治療でも健康保険が使用できます。

しかし、以下のような場合は保険は適応されません。

めまいが最も辛い症状。
しかし、肩こりや腰痛もある。

この場合は健康保険が使えそうではありますが、主訴がめまいであるため保険適応外となります。
もし、保険を使用するとなると、めまいの治療は行なうことはできません。
実費であればすべての治療はOKとなります。

さらに、鍼灸で保険を使用するためには少し面倒なことがあります。それが・・・

①病院で医師の同意書をもらう。
②場合によっては患者さんが全額負担し、後に患者さん自らが加入している健康保険組合に差額分を請求する。

①に関しては絶対条件で必要になります。
問題は②になりますが、通常、保険診療となると3割分だけ払えばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はそうもいかない保険組合が現在は多々あるのです。
加入されている保険組合によっては鍼灸院側からの請求は一切受け付けない!という保険者さんがたくさん存在しています。

なぜこうなったかは正直良く分かりませんが、きっと悪さをする人が多いのではないでしょうか?

Share

関連記事

ストレスで不正出血が起きるのはなぜ?

生理の時期でもないのに不正出血が起きると最初に考えるのが「ストレス?」かもしれません。しかし、よくよく考えるとストレスでなぜ不正出血が?と思いませんか? 本日はなぜストレスで不正出血が起きるのかということを東洋医学の面か[…]

[» 続きを見る]

うつ病に対するお灸の効果

こんにちは。 名古屋の蓬祥鍼灸院の長谷川です。 「よく治療院名は何て読むんですか?」と聞かれますが、「ほうしょう」と読みます。 当院にはうつ病でお悩みの方が男女問わず来院されますが、西洋医学でうつ病と診断されていてもやは[…]

[» 続きを見る]

鍼1本で顎関節症治癒

1年半ほど前から左顎にドーンとした痛みがあり、歯科医で顎関節症と診断。 現在は口を大きく開けることができず、また左側を下にして寝ても顎に痛みがある。また、歯科医では顎の筋肉を軟らかくするために顎を左右に動かすことを勧めら[…]

[» 続きを見る]

花粉症・PMS(月経前症候群) 26歳 女性

数年前から月経1週間程前になると感情のコントロールができず、イライラしたり、急に泣いてしまったり、集中力の低下、浮腫み、食欲の増加などの症状が出るようになる。 また、花粉症でもあり春・秋どちらも症状が出るという。 治療は[…]

[» 続きを見る]

最後に行きつくのが鍼灸治療

先日患者さんとの会話で、「世の中には色々な治療があるけど、最終的に辿り着くのは鍼灸だね。」というお話になりました。 やはり鍼灸治療は鍼灸治療は「痛い」という先入観から敬遠されがちなのでしょう。 何を隠そう、この方もご自身[…]

[» 続きを見る]